周辺の高校入試の動向と中学入試について考察していた
いつぞやの続きとして。
就学支援金の影響で,高校選びにおいて授業料という経済面の制約は,おおむね小さくなった。
経済面から私立を考えていなかった家庭も,私立を選択肢に挙げやすくなった。
今回は,この変化が,高校入試だけでなく中学入試にも影響してくるのかなぁという話題。
理由は,中学は就学支援金がないから。
中高一貫校の二つの設計を例に考える。
特定の学校を評価するものでなく,制度の違いが,環境の変化にどう対応してゆくのだろうという内容。
中高一貫校には,いくつかの型がある。
一つは,中学から入った生徒と高校から入った生徒を,高校で混ぜる型。
多様な生徒が交わり,高校の学年が大きな集団になる。
他方,両者を分ける型もある。
中学入学組と高校入学組はまざることがない。
6年間のカリキュラムにおいて高校入試を考える必要がなく,一貫生の進度として6年間の計画が立てやすい。
いずれも,それぞれの狙いがある設計。
混ぜる型に起きうること。
高校のみ授業料の負担が小さくなると,中学から入る必然性は,相対的に小さくなる。
高校から入る生徒が増えれば,高校の入りやすさは変わる。
この流れが何年か経つと,中学から入っておく選択が,高校に確実に入るための保険として見直されるかもしれない。
ただし,学校が高校の定員をどの程度増やせるか,地域の子どもたちにとってどのような選択肢の立ち位置になるか次第。
分ける型に起きうること。
高校から入る生徒が増えると,一貫生のクラスと高校入学生のクラスの関係が,これまでとは変わってくるかもしれない。
それぞれのクラスの役割や,進度の考え方があらためて問われることもあるのかなという感じ。
中学入試の側で起きていること。
専願で受ける生徒の割合が増えているという話が,説明会などで出ることもある。
背景にはいくつかの理由が考えられるけれど,中学入試を受ける層の事情が,以前と同じではなくなってきているのかもしれない。
いずれにしても,どちらの設計にも,環境の変化への向き合い方が問われている。
ここまで書いたのは,あくまで仮説。
地域の入試は,話題ひとつで急に人が集まったり,静かになったりする。
入学者が決まるまでは,何も分からない。
(毎度ながら,変な話この記事自身が各個人の動向に影響することもある。)
見るべき点は,公式に公開されている数や説明会での説明か。
数字が出れば,答え合わせができる。
また機会があれば,ほかの設計も含めて考えてみたい。




