そろそろ名称を変更したほうが良いのでは…。
緊急事態宣言の延長
9日に決定とのこと。
9/30までに延長となるらしい。
もはや「緊急」という言葉の意味を損ねているように感じる用語となってしまった。
「ワクチン接種者の行動制限,10月以降段階的に緩和」といった内容のニュースを聞いて日が浅いようにも思うが,どういった方針なのかなぁ。
まぁ決まったことに関しては主旨をふまえて行動するしかないのだけれど,主旨が分からないのは困りものだ。
ブレイクスルー感染
改めて書いたほうが良いのかもしれないけれど。
マスコミの報道では「ブレークスルー」と表記されるはずだけれど,私としてしっくりこないので当記事ではこちらの表現で。
(余談ですが,マスコミ報道では「メイド」も「メード」と表記します。)
知っての通り,ワクチンは万能ではなく,「感染率を大幅に下げる」「重症化率を大幅に下げる」といったもの。
「0か1か」でしか考えられない方が多数いらっしゃることは重々承知しているが,現実はこういった「0か1かではないもの」が大半。
確率や割合の数量イメージが困難な方には理解が難しいものなのかもしれない。
(これが「結果バイアス」か…。結果だけを見れば「感染した」か「感染していない」か。「合格」したか「合格していない」か…しか見えないものなぁ…。)
ワクチン接種率の高いイスラエルで感染が増えたりしたのは,この「ブレイクスルー感染」による。
これはワクチンによる効果よりも,「ワクチン接種したから羽目を外しても大丈夫」「以前より感染対策をゆるめても大丈夫」といった人の感情とそれに伴う行動により,感染対策が甘くなったことによるものではないかなぁと考えている。
だから,「10月以降行動制限緩和」といったニュースについては「?」と思ってしまった。
これでは「ワクチン打ったから大丈夫」といった意識を助長してしまうし,「ブレイクスルー感染」を後押ししているのでは…と邪推してしまう。
「ワクチン打ったのにかかった!」「ワクチン意味ない!」といった浅慮な声が上がってくるのも時間の問題のように思える。
いずれにせよ,「感染」は社会的な行動によってするもの。
ワクチンは感染対策のひとつに過ぎず,それを接種するか否かも個人の判断であると考えている。
(金属片混入などもありましたしね。)
とにかく大きな目標は「感染を避ける」「感染したとして重症化を避ける」といったものであるから,常にそれを意識することが第一だ。
「感染防止に対する認識が甘い人(場所)」を避け,特にクラスターになりそうな場を避けることや,「自身に都合の良い情報のみを拾い上げる人」を避けるのがいちばんだろう。
(私は小学校での子どもたちの感染,そして家庭内感染をいちばん心配しております…。「小学校へ行かないこと」がひとつの感染対策にもなり得る状況ですので…。)
また「コロナワクチン,従業員全員接種」を謳う企業も出てきているようだけれど,「全員接種しているから大丈夫」といった浅い意図なのか,「全員接種するくらい感染対策は厳重ですよ」という事実を知らせる意図なのか,読み取るのが難しい。
上述の「ブレイクスルー感染」同様,「ワクチン打ってるから大丈夫」の意図の可能性も考えれば,あまり効果のある謳い文句とはいえないかなぁと感じている。