東大入学式の祝辞が話題

Posted on 2023年4月20日東大入学式の祝辞が話題 はコメントを受け付けていません

内容のほう。

夢について

令和5年度東京大学学部入学式 祝辞

↑公式。

「夢」について皆さんにお伝えしたいことは2つです。1つは、夢に関わる、心震える仕事をして欲しいということ。修行のために敢えて途上国の支援とは関係のない仕事をしたときに実感したのですが、自分の夢に関わる本当に好きなことをやらないと、それを徹底的に突き詰めることはできません。また、好きなことをやってないと、幸せの尺度が「自分が他人にどう評価されているか」になってしまう。それではうまくいかないときに持たないです。他人の評価を気にする他人の人生ではなく、自分がやりたいことに突き進む自分の人生を生きてください。

中でも『幸せの尺度が「自分が他人にどう評価されているか」になってしまう』の部分が話題になっていた。

これは私も日々感じていることのひとつで。

何に『幸せ』を感じるかは個人の主観的なものであり,過去の経験との比較による相対的なものであることも多いだろう。

私などは信じられない逆境に陥ったことがあり,その経験と比較すれば常に幸せな状態であるともいえる。

社会生活を営む上で様々な人と意見を交わす機会があるが,『幸せの指標』がひとつのものごとの数値に依存している人と出くわすことはままある。

たとえば『収入』や『既婚/未婚』等の話題である。

私などは一人の時間に幸福を感じそれを大切にする人間であるが,他者から見れば『一人で過ごすなどなんて不幸なんだ』と見えるのかもしれない。

(他者視点に立たねばこのようなことを考えることも無いが……。)

事実判断に常に価値判断を上乗せする人は少なくないが,事実を事実として認識することと,それを幸せであるとか不幸であると捉えることは同一ではない。

『お金持ちは幸せ』といった声を聞くこともよくあるが,これは『お金があれば解決できる何か』を経験として知っているからそう感じることだろう。

逆にこれを経験していない場合,『お金があること』よりも『時間があること』『若いこと』『健康であること』『権力を持っていること』等を幸せとして最も感じる場合もあるかもしれない。

ともあれ,社会で生活を送る中で他者視点を無にするなどという気は毛頭無いが,『自分のやりたいことを突き進む』人間でありたいものだ。

余談

字幕:好きなことに生きるのはいいことだ。

吹替:やりたいようにやればいい。人が何と言おうとな。

『インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国』にてインディが発するセリフである。

amazon prime の見放題が終了間近になっていたので再度『ながら見』していたところだった。

↓ずいぶん前に歌を上げていたことがあったが,これも記事に書いている通り。

他者評価云々の前に,多重録音してアップロードするのってどうやるんだろうという内発的な興味関心によるもの。

第3弾も上げたいなぁという気持ちはあるものの,『仕組みが分かったので満足』が勝ってしまっているように思う。

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