【理科・社会】太陽光パネルで環境破壊・再び
再生可能エネルギーとは。
太陽光パネルで環境破壊・再び
太陽光パネルの処理足踏み、普及拡大偏重のツケ 誰が費用負担? 秋の臨時国会に再提出か
↑ニュース記事。
だが当初からリサイクルまで考えられておらず、老朽化して廃棄されるパネルは廃棄物処理法に則って、埋め立てなどで処理されている。
太陽光パネルのガラスには、発電効率を高めるためにヒ素やアンチモンといった人体に有害な物質が含まれる場合がある。地下水脈近くに埋め立てられれば、周辺住民に健康被害が出かねない。環境省の試算では、パネルは30年代後半から目立って増え、40年代には最大で年間50万トンに迫る。21年度に処分された産業廃棄物の全量の5%に相当する見通しだ。
太陽光発電。
それ自体は環境負荷が少ない発電であることは誰しもご存じの通りなのだけれど。
太陽光発電をするための『太陽光パネル』の製造,設置,メンテナンス,廃棄まで見越した上で環境負荷がどうなのか……といった部分を軽視している状況をたびたび見かける。
政治利用できればそれで良い,自身に利益があればそれで良い,環境に良いことをしている感があればそれで良い……といった論で話を終える場もあろう。
これについて,塾ブログらしく入試の話題として扱おうと思う。
私自身がおもに塾用の教材や入試問題での扱いを見かける場が多いからだろうか。
『太陽光発電をすれば環境にやさしい』,これで終わり。
適性検査型の入試など,採点基準が明らかでないものが増えつつある中,果たしてこれを採点者はどのように考えているのだろうか。
受験者が小学生であることを鑑みれば,この視座で及第点とする基準もあれば,あまりに浅薄すぎると切って捨てる基準もあろう,これは学校の求めている生徒像次第だなと,そんなことを思う。
こういった,どの視座まで求められているのか……の判断が難しい問題は出題に適していないように思う。
受験者側が『これはデリケートな話題だから明言を避ける・別の観点からの論にする』といった判断をできれば良いのだけれど,その視座に立てる子は上述の『太陽光発電をすれば環境にやさしい』などという浅はかな解答はそもそもしないだろう。
学校側も,入試問題の作成が主業務ではない身であろうから,年がら年中入試出題のことだけを考えているわけでもあるまい。
……といったブログを綴っていると,ちょうど太陽光発電の話題が。
『よのなかね かおかおかねかなのよ』か……。
(注:単なる回文ネタです。)
親から原野を相続して誰にも売れず途方に暮れていた子が、メガソーラー業者だけは買ってくれるので、喜んで売却する。