【理科】和牛にシマウマ模様で虫よけ効果
研究や発見が身近に感じられそう。
和牛にシマウマ模様で虫よけ効果
和牛にシマウマ模様で虫よけ効果 日本人連続のイグ・ノーベル賞
↑ニュース記事。
ユニークな研究に贈る今年のイグ・ノーベル賞が18日発表され、生物学賞に農業・食品産業技術総合研究機構の児嶋朋貴研究員らのチームが選ばれた。黒毛和牛の体をシマウマのようにしま模様に塗ると、血を吸うサシバエなどの虫が寄りつきにくくなるという研究。殺虫剤に頼らない害虫対策につながる可能性がある。日本人の受賞は19年連続。
イグ・ノーベル賞。
お笑いネタにされがちなものであるが,今回はかなり実用性もある研究になっているのでは。
チームは黒毛和牛6頭で実験。白い水性塗料でしま模様を描いた牛と、同様に黒い塗料で目立たないしま模様にした牛、模様を描かない牛を用意し、体にたかるハエの数や、頭や尾を振るなどハエを追い払う行動の数を比較した。白黒のしま模様の牛は他の2種類に比べて、ハエの数が半分になり、追い払う行動の数も少なかった。
6頭……は数が少ないけれど,理科でよく扱う対照実験の手順を踏んでいるのが分かるのではないか。
今回の記事のように,一見『まさかな……』とよぎってしまうようなことでも,実際に確かめてみることで新たな発見が生まれる。
もちろん,発見のみがニュースになるため,発見に繋がらない結果もたくさんあったことだろう。
しかし,発見につながらなかった場合でも,『効果が無いことが明確になる』という知見が得られる。
行動せずにうだうだ言うでのはなく,行動してゆくことにはとても好感がもてる。
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