先週の授業 ~9/29-10/4
月またぎ。
5年生
国語は漢字,短文,読解を粛々と。
漢字は全員全回1問ミスにとどめており,関心を高めてくれているのが感じられる。
良い傾向。
短文は,まだ楽しんでやっている子は少なめかな。
他者が読むことを意識した日本語表現や内容構成はまだ難しそうか。
読解は集中力がついてきているのが良い点である反面,記述構成の試行錯誤はまだまだこれからかな。
『試行錯誤』。
失敗しないようにあらかじめ周囲の大人がお膳立てしてくれている状況から脱却し,失敗を繰り返しながらも,失敗から改善策を考察したり,まず泥臭くても取り組んでみるといった姿勢を身につけられるだろうか。
算数は『場合の数』の導入を終え,『柱体』の問題練習。
集中力もあり,だいぶスムーズに取り組め,また補助なしで再考する力が徐々についてきているか。
理科は『電磁石』,社会は『災害』の導入。
6年生
国語は漢字,読解を粛々と。
漢字は小学漢字の導入をすべて終え,全範囲の復習へ。
語彙力の習得がメインになってゆくのだけれど,昨今の小学生を見ていると,それに大きく差がついている状況だと考えている。
漢字に限らず,語彙力によりすべての科目に差がつく。
たとえば,『一貫して増えている』という日本語。
この日本語がどのような意味か,ですら分かれる。
(もちろん,これは具体例であって,これが分かれば良い,これが分からないと悪い,ということではない。)
国語に難があると,間違いがあったときに『自分がどのように考えたか』を伝えることができない,改善策を提案されてもその改善策の日本語の意図を考え違える,対話に齟齬が生じやすい……と,負のスパイラルに突入する。
難が無い子が1分で解決してゆくところを1ヶ月経っても解決できない,といった2倍3倍どころではない,埋められない差になってゆく。
国語に難がない家庭には意味不明かもしれないが,難があることに気付いてからではなかなか取り返しのつかない差になってゆくだろう。
閑話休題。
読解は入試問題の説明文へ。
満点を取れる回も出てきており,だいぶ仕上がってきているかな。
算数は入試問題とたのしいさんすう。
満点近く取れる回も出てきており,ミスした問題にフォーカスして復習,身につけてゆくフェーズに入ってきている。
たのしいさんすうは,先述の国語と同じく『問題の読み取り』で差がついている。
書かれていることを,書かれている通りに読むことにハードルのある子が複数いる学年だなと感じている。
理科は入試問題演習だが,こちらはまだまだ。
どこかでひたすら理科の問題をやる時間をとりたい。
社会の時間がちょっとおろそかになっているので,こちらにも時間を割きたいが,授業時間が足りないなぁ。
土曜過去問と全科解説はいつも通り。
理社の積み上げがまだまだ不足。
時期的に,あとから取り返しのきかない国語算数を大切にしているが,やるべきことがあまりに多いな……。
適性添削もいつも通り。
この『いつも』の水準がどのくらいかが重要なんよなぁ……。