自習ブースが1つだけ組みあがっておりますが…続きはいつできるやら。
「先生,息抜きに社会しても良いですか?」
「ええよ」
理科の息抜きが社会…!
勉強は,自分からすすんでやりたくなるのがいちばんだ。
「やらせる」なんて手段を取る必要が無くなるように促すのが教育者の仕事だと考えている。
1/27月
授業の予定は無かったが,自習用に教室を開放。
社会のボトムアップが必須の1名は社会を。
週後半は算社に全力を傾ける2名は理科の総まとめを(この2日間でカンペキに)。
算数の教養に時間を注ぎたい1名は算数を。
4名とはいえ,20名のクラスにまとまった授業をするよりも忙しい状況に。
塾講師同士で会話をすると「10~15名がいちばん授業をやりやすい人数」という話題になることもあるけれど,まさにこのこと。
まぁ直前期であるため,4科目を均等にやることよりも,各個人が必要だと自覚していることをやるのがいちばん。
私にできることは,勉強する材料を用意することと,的確なアドバイスだろう。
1/28火
この日も自習用に教室を開放。
月曜日と同じ流れだ。
理科の総まとめがぼちぼち終わった子,理科にちょっと飽きてきた子は社会へシフト。
だらだら長時間やるくらいなら,息抜きに時間を割いたほうが良い。
「やると決めたことは,一切わき見をせずずっとやり続けるのが美徳」のような風潮もあるけれど,私はそうは思わない。
ポモドーロ・テクニックもそうだけれど,適度な休憩をはさみ,メリハリを付けるほうが良いと考えている。
できれば時間ごとに科目もかえたほうが良いのだけれど,今はそのときではないだろう。
後半は,国語の必要な2名と集中力の切れてきた1名は国語を。
もうちょっと点数をのばしてほしいが,反省点を見つけ,次に生かしてくれればそれで良い。
今年の社会のプリントは今まででいちばん役に立つであろうプリントを作ることができたので,これをやっておけば社会は万全体制で受検に臨めるはずだ。
いずれにしろ,4名のどの子も,ただ単に「頼る」というわけではなく,「自分の目標をもち,それに向かって前進する中で,塾を利用する」といったことができている。
教育は「自立の手助けをすること」であると考えているから,入試直前の今,いちばん良い状態で勉強できているのがたいへん嬉しい。
あとは私があまり前面に出すぎないよう,注意したい。
当日は憂いなく「いつも通りやるだけ」の状態になれば最高だ。