先週の授業 ~2/24
1日間のみでした。
5年生
テストのみ。
もう受験生になる学年。
算数の作業や思考力は受験生として遜色ないけれど,国語力が厳しい学年。
4年前に『テクストを読むということ』なる記事を書いたけれど,ここに課題を抱えている子はかなり多く,また当人は気付いていない,目を向けないからこそ,解決が難しい問題である。
子どもに限らず,大人になっても,私も,今後の人生でずっと意識してゆくべきことなのだけれど,以下再掲。
「キリンも好きだけど,象のほうがもっと好きだな」
……に対し,
「じゃあ,キリンは嫌いってことですか?」←読めてない
「好きな動物は何ですか?」←読めてない
「ライオンが肉食獣だから嫌うのはよくないと思います。」←書いてないことを勝手に読み取る
「いいえ,ウサギのほうがかわいいです。」←聞いてない
・人間は,書いてあることを書いてある通りに読むようにはできていない。
・テクストを読むことは特殊技能。訓練しなければ身につかない!
正しく読めていたり,傾聴できていたりする方ほど,これは気にかけていることと思う。
いや,これを気にかけているからこそ,正しく読めていたり,正しく聴けていたりするのだろう。
「字面を読む」,これ自体は難しいことではない。
時折わからない漢字や熟語があったり,読めない言語を見かけたりする程度で,そういった場合は「分からない」ことを認知できているだけまだマシである。
問題は,「読み取ったことに対して自身の感情や考えが自動で上乗せされてしまう」ということ。
これ自体は人には止めることが難しい。
だからこそ,ふだんから「人は書かれている以上のものごとを勝手に付け加えてしまうものだ」ということを念頭においておきたいものだ。
そういった訓練としても,塾用教材の読解問題などはとてもありがたいものだなぁと改めて感じるなど。
(もちろん,なんでも勉強の題材になり得るのですが。)
日常生活のすべてが国語の学習。
同じ言葉を読んでいても,これまでの経験・体験・考察により想像しているものごとや読み取った内容は異なる。
ふだんから様々な経験を積んでゆきたいものだ。



