先週のできごと。
2~3時間程度思わぬ空き時間ができたので,ふらっと息抜き。
尾道城へ
遠目からでも解体用の足場が覆っているのが見て取れてしまった…。
果たしてどこまで近づけるやら。
線路の上から見た尾道。
「坂の町」の風情が感じられて良いなぁ。
この雰囲気を味わうために,日本各地から観光客が来るという。
そして…尾道城へ向かう途中に土堂小があるんだな…。
(子どもたちが外で何かしていたけれど,ちょうど良い感じに写りこまず,車のナンバーもちょうど隠れている…なんたる偶然…。)
塾講師としては,小学校の周りの雰囲気を知っておくことは,思わぬところでプラスになることもあるので,良い勉強に。
小学校の脇から急な坂を登ると…。
近づくことはできそうだ。
しかし…
近づいたほうが余計天守が見えず…なんたること…。
この坂を二輪が通るんだなぁ…通ってるところ見たい…。
最接近すると,かろうじて天守を見ることができた。
歴史が浅いがゆえに,「駅から見て目立ちすぎる!」と批判の的となった廃墟を見られるのもあとわずかか…。
千光寺へ
近いのに全く訪れたことのなかった千光寺公園へ。
あるとやっちゃうやつ。
多くの人が触っているだろうから,やったら消毒しましょうね…。
デカイ岩。右のほうに切りかけてやめた跡が。
叩くと音が鳴るらしいので叩いてみた。
良い音。私のような子どもが好きそうね。
文学の道には菅茶山の名前も。
神辺では有名な儒学者なのだけれど,広島方面の中学校の入試じゃさっぱり扱ってくれないやね…そりゃ広島市内の人のほうが社会は有利やね…。
(神辺には「菅茶山記念館」があったり,「茶山ウイーク」があったりします…。「菅茶山記念館」…語感がリズム感あってとても好き。)
千光寺方面から眺めた尾道水道。
(「水道」って聞くと水道管の蛇口を連想してしまいがちですよね…。「船などが通る水の道」の意で使うほうが少ない気がします。)
「尾道水道」と聞くと,広大附属福山中2004年度入試の国語の問題を思い出す…職業病か…。
行ってから初めて知ったのだが,千光寺には「鎖場」が!
これには常時童心の私もニッコリ。
大人100円,子ども無料,…。
心は子どもなのだが,100円を投入。
先が見えないのが不安だが…登ってみればすぐだった。
とはいえ,滑ったら危険なので,自信の無い方は控えよう。
鎖場から,向島を望む。
ここの眺望がいちばん好みかもしれない。
登った甲斐があった。
志賀直哉旧居へ
尾道市だけど「みはらし」。
下り坂はどこも眺めが良い。
着いた!
こういうシュールなの好きだから,つい撮っちゃうよね。
(塾の入口に「高橋知也先生の教室はここです」って掲示しようかしら…。)
志賀直哉先生の6畳+3畳の旧居。
過ごした期間は1年にも満たなかったらしいけれど,眺めは良い。
向島は近すぎるから,もうちょっと島まで距離があったほうが好みだなぁ…というのが個人的な感想。
入口の扉は,標準的な身長にあわせて造られているようで。(?)
志賀直哉先生の部屋の目の前からの眺望。
左側に石切り場が見えるが,右側の灯台は現在は見えなくなってしまっているそう。
受付の方がとても気さくで,見学していると何度も何度も説明するために声をかけてくださった。
おかげさまで,今までほとんど興味が無かったのに,一気に詳しくなってしまった。
こういったことがあるから,空いている時間にふらふらしながら新たな発見を探すのが好きだ。
帰宅の途へ
下ると…線路がむき出し!
お…電車の音が…。
ベストタイミング!…なのだけれど,合成っぽい写真だなぁ。
ちょっと現実離れしているのと,線路は日当たりが良いのに対して私が陰に入っているからかもしれない…。
福山市が全国に誇る福山通運も。
福山の地名って,全国的には「福山通運」で見かけることがいちばん多いよね…札幌でも走っているし…。
帰りは海沿いを。
お疲れさまでした。
今まで旅行で全国各地へ行ったり,大学生活で札幌へ移り住んだり,海外へも旅行したりしたけれど,最近は近場へふらっと訪れるのが好きだ。
遠くのほうがありがたみがあったり,異文化に触れたりすることはできるのだけれど,異文化交流すればするほど「地元について詳しくなりたい」という気持ちが強まる。
まさにグローカルというものか。
尾道は町の至るところに歴史や風情が感じられる町だ。
不便なことも多いと聞くが,誇りに思えるものがたくさんあることと思う。
またふらっと訪れて尾道の魅力を知ることができれば良いなぁ。