漢字の教材2020

Posted on 2019年11月18日漢字の教材2020 はコメントを受け付けていません

教材展示会でたまたまお会いした先生から,こんな話を伺った。

「来年度の漢字教材に困っとんよ」

来年度は教科書改訂もあり,教材が出そろうのも年が明けてからだろうと思っていた。

ゆえに,私はいまだにメイン教材すら決めかねていたのでハッとさせられた。

メインの教材をどうするか?

算数,理科,社会についてはメイン教材は自作のプリントだ。

副教材としてテキストを使用する。

なぜなら,教材会社の作るテキストにカリキュラムが翻弄されることになってしまうからだ。

テキストの都合でカリキュラムを組むのか,受験学習の都合でカリキュラムを組むのか,この選択を間違えてはならない。

国語については読解用のテキストをメイン教材とすることになるだろう。

ほとんどカリキュラムに翻弄されることの無い科目で,カリキュラム作成時には非常にありがたい,オアシスのような存在だ。

漢字の教材をどうするか?

新課程向けのものがあれば比較検討したいのだが,果たして来年に入ってからで間に合うのだろうか?

「何年生でどの漢字を学習するか?」は明らかなわけであるから,例文を作成しさえすれば,自作のプリントでも良さそうに思える。

事実,私は小学6年生の終盤には自作のプリントで漢字学習を進めてきた。

問題があるとすれば,「書き順」の学習だろう。

これを自作のプリントで賄おうとするならば,作成に相当時間がかかるだろう。

だけど,今まで漢字テストや漢字プリントも自作してきた身であるし,他社の教材を待つ間にちまちまやっておれば,できないことは無いように思える。

一度作れば,学習指導要領が変更になったところだけを作り直せば良いし,将来的にも役立つ可能性が高い。

早めに「これならテキストに任せられる」という教材が見つかれば,それがいちばんなのだけれど…どうもこういったことを待つのは苦手だ。

問題があるとすれば,教科書が購入できるようになるまで,「教科書に出てくる順序」が分からないことか…。

これは出版社によっても順序が異なるし,市町によって採用している出版社は異なるし,ムリに気にする必要が無いといえばそれまでなのだけれど,なるべく合わせられるところは合わせていきたいものだ。

その後の展示会で出会った漢字教材

教科書別の漢字教材を見かけることができた

書き順についてはこれを使用すれば問題なく,漢字テストについては今まで通り自作のもので賄える。

メインの部分ではないものの,心配事がひとつ片付いて良かった。

やるべき方向が決まったら,あとは実行するだけだ。