これは私にとって商業的に重要な情報である。
三原市の出生数
↑2021年までの出生数が可視化されたサイト。
統計データについては,最新の年度の情報が更新されるのにタイムラグがあったり,情報が読み取りづらかったりするもの。
いくつかのサイトを閲覧し,データの間違いもなさそうで見やすいかなというものを選択した。
現在ともや塾に通ってくれている5年生以上の学年については,2012年ごろまでのデータを参照。
5年ほど750-800名で推移しているころの子どもたちである。
このあとの10年程度で急速に減少し,2021年には450名となっている。
割合としては50%に近い減り方である。
この後の10年。
そもそも子どもの数が少ないとなると,塾として存続に関わるところである。
少ないながらも中学受験に関わる勉強について,需要があれば続けてゆきたいと考えて活動している。
まぁ需要がないところで必要以上に煽ることは気が引けるので,需要が無くなればまた別の地域.・または別の方向性を考えてゆかねばならないか。
周辺のほかの地域はどうか。
割合はそれほどでもないが,実数としては尾道市や東広島市も似たような動向。
福山市はこの10年で4300人程度から3300人程度へ,広島市は11000人程度が9000人程度へ。
東京都は年による上下はあるが実はプラマイゼロくらい。
日本全国としては減少しながら,小都市から大都市へ,大都市から首都圏へ,ゆるやかに人が吸われていっているのを感じるデータ分析であった。
(5年生の社会でもつい先日指導したばかりだけれど,日本の人口のうち約半数が三大都市圏内。今後さらに首都圏内の割合が増えてゆくのかなぁと,そんな感じ。)
個人的には,以前にも書いた二極化(または偏差・分散が大きくなったこと)により,学力中堅層が地域の公立中を避ける傾向が強まるのかなという楽観的な展望もあるけれど,そもそも転出してゆく傾向も考え得る。
社会の動向は分からない。
入試のシステムがどのように移り変わってゆくのかにも影響されるところだが,保護者への情報の浸透にはタイムラグがあるだろう。
広大附属福山中は学校自体を中等教育学校として高校からの受け入れを停止することが発表されたことも記憶に新しいが,今後どのように変化してゆくのだろう。