どんな返事をしていますか?
『子どもの話にどんな返事をしてますか?』
副題は『親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる』。
著者はハイム・G・ギノット氏。
訳者は菅靖彦氏。
2022年の書籍であるが,SNSで見かけたので関心をもち購入。
読む前から『していますか』でなく『してますか』となっていることに一抹の不安を覚えていたのだが果たして……。
読み終えて全体的に感じたのは以下。
・子どもの行動に対して寛容になることの大切さを思い出させてくれる。
・著者がアメリカで活動している人であり,日本文化とは異なるところが多く,具体的なものについては鵜呑みにできないものが多い。
『全体として何を言わんとしているか』『参考になることもあるし,そうでないこともある』といった前提が顕著な本かなという印象。
一部の欠点をついて『全部ダメ』と述べてしまうような,心のゆとりが無い状態で読む本ではないのは確か。
こういう書籍を読むのであれば,日本文化向けに内容を改めたものを読むほうがタイムパフォーマンスは良いかもしれないなぁ。
(昨今はコストパフォーマンスだけでなくタイムパフォーマンスもよく気にされるようになりましたね。世に溢れるコンテンツが多すぎて,短い時間でいかに意義を得るか……。)
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