タイトルだけで面白い。
駐車場の植え込みが実は古墳でした
法隆寺の駐車場にある植え込み、実は古墳でした 奈良大学などが確認
↑ニュース記事。
町教委と豊島直博教授(考古学)が率いる奈良大文化財学科の学生らが2022年春、測量と実態解明のための発掘調査を実施。その結果、石室の石材や土器が出土し、古墳である可能性が高まった。今年2~3月の調査で横穴式石室が見つかり、8月から内部を発掘していた。
2022年になっても,目の前の植え込みが古墳なのかどうかの確認が現在進行形で行われている。
人と関わっていると,『だいたいのことはもう解明されているし,調べれば何でも分かる』と信じている言動を見かけることがある。
が,身近のものにもまだまだ解明されていないことはたくさんある。
解明したはずのものでも,従来とは異なる研究結果や結論が改めて導かれることがある。
たとえば,心理学などは追試失敗している研究も少なくない。
『1万時間の法則』しかり『マシュマロテスト』しかり,心理学はその性質ゆえに恣意的な解釈を止めるのは難しい。
『結論が正しいと言い切れないが,間違っているとも言い切れない』といったこともある。
脳科学のアプローチは物質やその挙動をもとに結論を出してゆくが,心理学はどうしても実物以外のもの,すなわちアウトプットされたものから推測するアプローチの割合が高いからだろうか。
……また話がそれてしまった。
ともあれ,国内にもまだまだ考古学的に解明すべきことがたくさん遺されている。
かの有名な吉野ヶ里遺跡も,今年9月に発掘調査再開されたニュースも記憶に新しい。
佐賀 吉野ヶ里遺跡 “謎のエリア”発掘調査が再開
↑ニュース記事。
浪漫溢れる考古学の世界に身を投じてみてはいかがだろうか。