速読ビジネス…うーむ…。
速読
国語の学力。
数値ではなかなか表面化しないものではあるが,塾講師から見れば,各個人にかなり差がある。
その中で,「文章を読む速度」にも個人個人かなり差がついている。
「どのように黙読しているか?」は外部からは分かりづらく,たとえ音読してもらったとしても,それは黙読のときとは状況が異なるもので。
また,単に速度の差だけでなく,「途中で別のことに意識が向いてしまう」といった障害もあったりする。
速度を高めるのは難しいものだ。
そこで,「速読」という技術を求める方が多いようだ。
私自身,「速読」については「あやしいビジネスだな…」という偏見が強く,なかなか説得力のある説明を聞くことがない。
たとえ眼球の動きで素早く読めたとしても,「語彙の意味が読み取れるか否か」「登場した語彙にどの程度自身が馴染みがあるか」のほうが,速度に響くと考えている。
すなわち,「たとえ字面が速く読めたところで,内容が速く読めるかどうかは別問題」ということ。
もちろん細かく原因を究明するならば,さまざまな要因がある。
が,大局的に述べると,「教養」こそが「速読」に繋がると考えている。
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