若者のTV離れならぬマスコミの浮世離れ……。
世論調査ならぬ世論操作?
ただでさえ面白い(?)自民総裁選に,マスコミの世論操作(?)の話題が。
「実施していない」自民が否定、真偽不明の党員世論調査出回る 「世論操作」の可能性も
↑ニュース記事。
自民党総裁選(27日投開票)を巡り、一部の世論調査報道に真偽不明のデータが含まれていたことがわかった。このデータは自民党本部が党員約2100人に調査したとしているが、党総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長が「実施したことはなく、今後も予定はない」と文書で否定した。党の世論調査関係者も明確に「していない」と述べており、党内でもデータの出どころなどに関し、さまざまな臆測を呼んでいる。
ところが、記事が配信された直後から「そもそも党で調査はしていない」との声が上がり始め、14日付けで報道関係者各位に宛てた逢沢委員長名の文書を配布、記事の内容を全面的に否定した。
党の世論調査関係者は「党員名簿は簡単に扱えるものではなく、このような調査はそもそもできないし、やろうという話も出たことはない。一部陣営が自分の支持者に絞って独自にやることは考えられるが、それだと偏りがでるため意味がない」と話す。
ある自民議員は「党員調査だと偽り、党内や世論を操作しようとした人物がいる可能性もある。ジャーナリストはそのデータにうまく乗せられたのではないか。総裁選はなんでもありだ」と話した。
先日もSNSで↓の高市氏のツッコミが話題になったのも記憶に新しい。
TV,ネットニュース,SNS投稿……質の違いはあれど,どの媒体であれ,報道者・執筆者・投稿者またはスポンサーの意向が大きく反映されるもので。
何年も前から一部の切り抜きを誇張して繰り返し報道し続けるマスコミの姿勢にはうんざりしていたのだけれど。
このたびはもっともらしい数字を使いながら,世論を操作しようとしているかたちになろうか。
選挙。
自覚的かどうかにかかわらず『勝ち馬に乗りたい』とする行動をとる人はあまりに多いもので。
選挙に限ったことでなく,世間の何事であれ人気のあるものは『人気があること』がさらに人気の理由になるというサイクルに入るもの。
ふだんから流行になっていないものを流行に仕立て上げて実際に流行をつくってゆく,いわゆるトレンド作りをしているマスコミらしいなぁと,そんなことを思うなど。
(政治の話からずいぶん脱線したなぁ。まぁいつも通りか。)
ともあれ,自民総裁選の動向は面白い。