根絶。しゅごい。
奄美大島でマングース根絶宣言
↑ニュース記事。
世界自然遺産に登録されている鹿児島県奄美大島で、駆除が進められてきた特定外来生物のマングースについて、環境省は3日、根絶したと宣言しました。奄美大島のように広い範囲にマングースが定着したあと根絶に成功するのは、世界的にも珍しいということです。
マングースは、猛毒を持つハブを減らすため45年前に奄美大島に持ち込まれましたが、国の特別天然記念物のアマミノクロウサギなどの希少な野生動物が襲われる被害が相次いだため、環境省が2005年に特定外来生物に指定し、駆除を進めてきました。
伊藤環境大臣は、鹿児島県奄美大島でマングースの根絶を宣言したことについて、閣議後の記者会見で「世界的にも前例のない規模での成功事例で、得られた知見を国内外に発信し他の地域の対策にも貢献していきたい。四半世紀にわたり諦めずに努力を続けたことが根絶の成功の最も重要な要因だと考えている。外来種による被害の予防の3原則『入れない、捨てない、広げない』について改めて国民の皆さんに呼びかけたい」と話しました。
根絶。
根絶といえば『日本住血吸虫』が思い出されるなぁ。
『やるとなったら抜かりなく徹底的に』を実践しないとなかなかできないし,一人でもこれを甘く見ている仲間がいた場合,なかなか実現できない。
これをクリアできたことには驚嘆する。
もちろん生物の個体ひとつひとつを見れば『かわいそう』という感情がわくのはもちろんなのだけれど,大局的な視点と道徳的な視点,どちらも兼ね備えた上でものごとを見てゆきたいものだ。