【旅行】帰札5
前回までの旅程:札幌着→札幌時計台→大通公園→北海道大学
北海道大学 総合博物館

理学部博物館……というイメージがあったのだけれど,看板は『北海道大学 総合博物館』となっていた。
入館料は20年前当時と同じく『無料』!

入館するとまず出迎えてくれるのが北海道大学構内の模型。
これは札幌駅側から眺めた様子,つまり画像の上部が北。

『一等賞』。
異体字を見かけると撮影してしまう呪いにかかっておる。

『紳士たれ!』。
『たれ』を見かけると『Yakiniku Sauce』と変換したくなる呪いにかかっておる。
(注:意味が違います。)
ハンドルネームが『しんし』のオッサン,どこかにいたなぁ。
ノーベル賞に関する展示。

ノーベル賞招待状の展示。
鈴木章先生がノーベル賞を受賞して北大が湧いたの,私が卒業したあとだったのですよね。
ノーベル賞を身近に感じられる展示はありがたい。

宮浦憲夫先生。
有機化学の講義を受講していたのだけれど,当時は『ま,そのうち発表されるけどね』といった発言に,調子に乗っているオッサンだなーくらいにしか思っていなかったもの。(失礼)
化学系では有機化学はタイヘン人気があった。

『鈴木-宮浦クロスカップリング』の説明展示。
日本人の名前の付いた反応,定理,法則,方程式,……学校ではあまり扱わないかもしれないなぁ。
カップリング反応については高校化学でも学習する。
わくわくしてきませんか?>理系高校生

『パリトキシン』の模型。
こういうの作るの楽しいんですよね。
私もこれでαヘリックス構造を作ったことがあるのだけれど,何しろ意外とパーツが高額なのが難点で,しかも崩れやすく置き場所に困る……。

鈴木先生からのありがたいお言葉。
精進努力
望みや希望は,人から与えられるものではなく,自分で見つけるもの。
未来は予測できないのだから,その時々の社会の状況の中で,常にベストを尽くすしかない。
チャンスは誰にでも訪れる。それを活かすには注意深く,一生懸命で,謙虚であること。
海外に出なさい。
ありふれた事象から本質的なもの,大切なものを見抜くことが,画期的研究を行うには大事なこと。
重箱の隅底をほじくるような仕事ではなく,教科書に載るような仕事をしなさい。
サイエンスは一人では出来ない。いろいろな人の考えを入れて進めるもの
資源の乏しい日本は,サイエンスやテクノロジーのバックグラウンドがないと(前に)進まない。(科学技術が)興味ある分野であることを知ってほしい。
鵜呑みにしろとは言わないが,少ない言葉のなかにかなり重要なことが書いてあるよなぁ。

『イスに座って 記念撮影をどうぞ』。
どうしてこの文言を撮影したんやろなぁ。

単なる自撮りおじさん。

メダル。
え?総合博物館の一項目だけで終えるんですか?
次回へ続く。