先週末,お願いしていた見本が揃った。
受験に必要なものから逆算して決めたいので,広島学院などの広島方面の過去問を数年分解いて分析しながら選定中。
なんにせよ,今来ている子に対して何が必要かが第一だ。
国語
教材をいくつ使用するか…についてもいまだ決めかねている。
考えているのは,おもに以下の4つの教材だ。
「読解」「漢字」「文の書き方」「語彙」
すべて揃えても良いのだが,分量が多すぎて,子どもの生活時間・意欲との兼ね合いを考えると,それは適切とは思えない。
それぞれの分野について,「もし使うとしたらどれにするか」は決めたのだが,残りは他教科との兼ね合いを考えてからにしよう。
算数
これがいちばん難しい。
2020年度の教科書改訂で,今まで数学で扱っていた「文字式」の内容がだいぶ算数におりてきている。
「統計」分野も年度を経るごとに,内容が充実してきている。
だから,教科書内容を主体とした教材のほうがこれらの分野は充実している。
反面,受験算数として必要な「特殊算」などについては,中学受験用の教材のほうが充実している。
また,「素数」が算数の範囲から削除されたことにより,教科書準拠教材では「素数」の扱いが無くなる。
「整数問題」を扱う上で,教養として「素数」を知っておくことはとても大切なので,これをやらないわけにはいかない。
もし教科書準拠教材を選ぶとしても,プリントで濃密にやっておくことになるだろう。
難しいところであるが,導入はプリントでいくらでも補助できるので,練習問題がどれだけ充実しているかが決め手になりそう…。
もう少し悩んで決めよう。
理科
「教科書準拠のカラー教材」「中学受験向けの難度の高い教材」…どちらを選ぶか…。
これも広大附属福山中一択であれば「教科書準拠のカラー教材」がベストなのだが…。
現在問い合わせのある複数のご家庭の状況を鑑みると,まだ志望校を絞るべき時期ではないと考えている。
ゆえに,導入は深くやっておくべきだろう。
実践問題を扱う頃には志望校に特化して授業していくことになりそう。
社会
こちらも状況は理科と同じだ。
ただ,広島学院などは「広島の地理」や「広島の歴史」,「広島の時事」に関する内容が出てきたりして,「難しい教材をやれば,難しい問題を解けるわけではない」という傾向が,理科よりも顕著だ。
社会の場合,どうしても「知識偏重」になってしまうことが多く,「どの語句を重要視するか?」は入試問題作成者や教材によって傾向が異なる。
これももう少し入試問題を解いて分析しつつ,決めていきたい。
…というわけで,小学生の教材については,まだ決まっておりません…。
教科書大改訂もあったから,選定については早さよりも慎重さを重視している。
個人塾なので,他の講師とのすり合わせ,予定調和の選定,塾の利益のための独自教材…などがなく,「子どもにとって何が適切なのか」だけを考えれば良いのはありがたい。
数学
数学の教材は決定。
今回から「素因数分解」などが中1内容におりてきていたりし,算数と同じく「統計」分野も徐々に詳しくなってきている。
現在の教育課程に沿って,先取りしながら学習していこう。