遠隔授業

Posted on 2020年4月14日遠隔授業 はコメントを受け付けていません

(ともや塾で行われたZoom一人会議の様子…。下方から映すのはやめよう…。)

三原市ホームページによると,三原市立幼小中の休校が決定

高校や,国立・私立の幼小中は他機関,または学校独自の判断となるのかな。

これから三原市内で感染者が確認され始めるのかもしれないが,感染した人を「戦犯」のように差別したりしないことが肝要だ。

予防に努めることは大切だが,いくら予防に努めても,罹るときには罹るのだから。

さて,現在遠隔授業について検討している。

これは,「自宅待機を要請された子がいた場合にどのような措置をとるのか」などにつながる。

まだ本格始動していないため,「可能」というより「できなくはない」という状態。

在塾生に話してみると,「面白そう!楽しみ!」…とポジティブな意見をいただいた。

いつもと異なる雰囲気でやるだけでも,子どもたちは楽しいだろう。

(慣れてきたらだれてくるのだろうけれど…。)

以下,試したみた2つのものを。

Zoom

双方向通信で対話授業をやるならば,これが最適かなぁと考えている。

少し使ってみて気づいたことをまとめると…。

メリット

生中継でお互いの様子を見ることができる

・複数人の同時参加が可能。

・部屋を作る側(私)以外はアカウントの作成が不要。

・画像や文書ファイルなどをその場で共有することができる。

プリントも共有できる。

・通塾する必要が無い。→ 送迎の必要性,忘れ物も無くなる。

デメリット

各家庭に端末が必要で,カメラ,マイク,スピーカー(ヘッドホン)機能が必要。

(スマホ,タブレットであれば,すべて付いている機能だが…。)

・導入するのに全員への説明を要する。

・毎回,ルームナンバーとパスワードを配布する必要がある。

(追記:セキュリティ面と引き換えになるが,固定することも可能。)

・ネット環境が不安定になると,いくらか時間がムダになる可能性がある。

・勉強部屋が無い場合,家庭の生活音や生活風景などが入ってしまう可能性がある。

・電子機器であるため,子ども側でトラブルが起きた際に対処できない可能性が高い。

・無料版では40分ごとに部屋を替える必要がある。→ 有料版なら解決。

・セキュリティが弱く,「Zoom爆弾」も話題になっている。

 → 社内であれば内々でおさめられるが,子ども相手の教育現場では…。

…数ではなく内容に注目するならば,導入するメリットは大きい。

YouTubeLive

こちらも試験的にやってみたが,いけそう。

複数人の保護者への説明会や質疑応答は,こちらのほうが良さそう。

メリット

生中継できる

文字によるコメントや質問をその場で受け付けることができる

・私以外はアカウントの作成が不要。

・塾に来ていただく必要が無い。

・話す側だけが映像を映せば良いので,深夜帯でもパジャマでも気軽に視聴可能。

・URLを知っている人にだけ限定配信することができる。

デメリット

・授業で使用する場合,子どもの様子が全く分からないので,単なる講義しかできない。→ 講義は大学生・高校生・上位の中学生には向いているが…。

・文字入力が苦手な方は,コメントや質問がしづらい。

・URLを伝える手段が必要である。

・限定配信とはいえ,URLさえ知っていれば全世界誰でも視聴できてしまう。

 → 委縮してコメントや質問がしづらくなってしまう。

他,ハングアウトやSkypeなども使ってみて自分で試してみたいが,業務との兼ね合いで時間との戦いとなっている…。

相手のいることとなると,ついひとつひとつ真剣に検討してしまう。

自分の使い勝手だけでなく,相手側の導入のしやすさも必要であるし,選択が難しい。

得意な方がいれば,積極的に聞きたいところなのだけれど…。

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