冬期講習の合間に読みまして。
「カガクのミカタ」
2021年読み終わった1冊目である。
2年ほど前の書籍だが…。
もくじを眺めるだけで「こころときめきするもの」である。
ひとつひとつの項目もそうだが,何より「枕草子」に倣った書き方をされている点がまたスバラシイ!
それぞれの題材が短くまとめられており,また筆者独自の思想や表現が垣間見れるのも楽しかった。
もちろん個人の思想が絡むものは,すべてを鵜呑みにするわけにはいかない。
だが,「科学畑ではこういった話題が出ているのか」「こういう考え方をする方もいらっしゃるのか」という読み方をする書籍としては,ずいぶん楽しく勉強できる本だった。
「科学技術」は常に進歩してゆくもの。
だから,どんどん情報は古くなる。
10年前の最新技術は,今となっては古びたものとなっていたりする。
それはそれで,「当時はこれが最新鋭だったのか…」と時代背景を学ぶきっかけにもなる。
そんなわけで,科学に関する本はいつ読んでも面白いものだ。
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