【国語】読解力

Posted on 2021年7月2日【国語】読解力 はコメントを受け付けていません

読解力とはいったい…ウゴゴゴ…。

読解力が話題に

これ,「読み取る力」を見るためにわざと英語名の話題にしているのだと思うのだけれど,これが読み取れない子が多いという。

記号で言い換えると,

「AはBにもCにも使われるDで,Cの名EのFであるが,Bの名GのFでもある。」

「EのFは( )である。」

と書かれているだけなのですよね。

もちろん読み取れなくても生活できる。

対面での会話であれば,ミスリードがあったとしても適宜修正可能であるし,「伝わればOK」だから助詞などいい加減でも問題ない。

が,一方的な文面を読み取るときや,逆に自身が文字で情報を一方的に発信する場合はどうか。

このような読み取りでは生活に支障が出る,または読解において周囲に迷惑をかけることが恒常的になることが予想される。

今回の文章では,「愛称」という語彙を知っているか否かでも読解力は分かれるものであるが,「読書をする」ときには知らない語や表現がたくさん出てくるのが常である。

すなわち,知らない語や表現が出てきたときにも,文脈や助詞助動詞などからなるべく正しく読み取る能力,意図を推察する能力はとても大切である。

5年生で「割合」の授業をやっていると,この「読解力」でつまずく例をたくさん見てきた。

知らず知らず,無意識のうちに「割り算だから,答えのほうが小さくなるはず」とか「かけ算だから,答えのほうが大きくなるはず」という整数しか扱ってこなかったときの常識に振り回され,正しく読み取れない。

理科や社会の問題を扱っていてもそう。

低学年であれば,「ア~エのどれになると考えられますか?」という問いに対し,「はい。考えれます。」という答えを見たこともある。

私は,小学生の成績から「点数だけを見ても何とも言えない」と述べることが多いのだけれど,まさにこれがその一例だと思う。

そんなわけで,国語はとても大切な科目です。(という締めで良いのかしら…。)