2020年はコロナ禍により何も動きが無かったものだけれど…。
世界遺産
週前半,日本にある世界文化遺産,世界自然遺産が1つずつ増えた。
これで日本にある世界文化遺産は20コ,世界自然遺産は5コ,あわせた世界遺産は25コとなる。
(通常「世界記憶遺産」(世界の記憶)を含めないことが多いので,この記事でも含めないこととする。)
世界遺産の数があまりに増えすぎ,ありがたみもどんどん薄れてきてはいるものの,それでも入試に頻出であるため常に楽しんで関心をもっている。
近年は日本独自の「日本遺産」なるものも誕生し,こちらは調べてみるとすでに104件が登録されているとか…。
うーむむ…。
国内旅行する際に楽しみのひとつとするには良いかもしれないが,もう遺産オタクでないと追うのは難しいレベルである。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」
「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産に登録
「北」が刻子になっているようにも見えるし,「北東北」が16方位のようにも見える,面白いタイトルである。
(16方位だと「北北東」になるため,区別はつく。)
wikipediaも早速編集されているようで。
さて,「北海道・北東北の縄文遺跡群」である。
このたびの世界遺産も,近年登録されている遺産同様,点在したかたちのものである。
「明治日本の産業革命遺産」ほどではないものの,「わざと点在しているものを推薦し,町おこしの影響を広くしようとしているのかな?」「たくさんの自治体が推薦できることにより,個の遺産よりも推薦する権力が強いのかな?」など邪推してしまうところだ。
もしそのようなことがあるならば,「姫路城」のような単独の遺産の登録は今後難しいのかなと考えてしまったり。
昨年「吉野ケ里遺跡に行っておきたいな」と佐賀を旅行したものだが,今度は「三内丸山遺跡に行っておきたいな」と感じる良いきっかけにはなっている。
(まぁ,遠いのだけれど…。)
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」
世界自然遺産に登録 奄美大島と徳之島 沖縄本島北部など
こちらも盛り上がっているようで。
「奄美大島」についても「一度行ってみたいな」という気持ちが大きくなった。
私が高校生のころ,父が沖縄に住んでいたことがあるのだけれど,その頃沖縄周辺のいくつかの島々を訪れる機会があったものの,奄美大島は行ったことがなかった。
子どもたちには,日本地図を開いて「沖縄と鹿児島の境はどこだろう?」などと問うてみることがあるものだけれど,そういったこまごまとしたいくつかのネタを話題に出すにも良い機会である。
私が初めて小6全科目を指導した2013年度,あのころは「富士山が登録されて17コになったぞ!」などと話題にしていたものが,今や25コ。
1.5倍となった。
入試には時事ネタでない古いものも出題されることがある。
語句も大切だけれど,内容がどう関連しているのかも学ぶと面白いもの。
「内容まで!」といわれると「単純に暗記量が増える!」と感じるか「他のものごととの関連付けをすれば,むしろ他のものごとを想起させる機会が増えるし,相乗効果が増える!」と感じるかは学び方次第かなぁ。
(とはいえ,初めは知識を増やしてゆかねば関連付ける相手がいないため,出だしがいちばんツライかもしれない。知識を増やせば増やすほど指数関数的に相乗効果が得られるのだけれど…。)
さ,世界遺産のプリントを2021年版に作り替えたり,正月のともや塾新春○×クイズに備えて時事ネタをメモしてゆかねば。