早速読み終えた。

「無理ゲー社会」

ゲーム関係の本ではない。

「人生」を「攻略困難なゲーム」のように揶揄し，そういった社会について述べられた本。

（まぁ，タイトルは目を引くためのものであって，要旨ではない場合がほとんどなので…。）

話題になった「言ってはいけない」等を書かれた橘玲さんの著書。

最近「親ガチャ」なるワードが流行っているが，「遺伝ガチャ」といった内容も書かれていたり。

（「ガチャ」という表現にいろいろと批判が上がっているけれど，私は表面的なことでなくどのような文脈かのほうを重視するため，表現の良し悪しには特に言及しない。）

現在の日本社会でいわゆる「ふつう」となっている一夫一妻制の性質や，ちょくちょく話題になるベーシックインカムにより何が起きるか，資本主義の性質など，子どものころ「社会」が苦手だった私にも分かりやすく書かれていた。

内容についてはオトナの話題も多々含まれているため，小学生に薦める本ではないなぁと思うものの，私にはない視点や知識がふんだんに詰まっていたので，新たな知見をたくさん仕入れることができ，タイヘン勉強になった。