先週の授業 ~7/3-9

Posted on 2023年7月10日先週の授業 ~7/3-9 はコメントを受け付けていません

七夕をはさんだが,毎年『北海道では七夕は8月なんだよな……』と思い出す時期でもある。

5年生

国語は漢字,短文,読解を淡々と。

漢字は半数近くが100点を取れるようになってきたかな。

『文章を読む』という機会がずいぶん不足している状態だなと感じる。

国語については日常生活のすべてが日本語の勉強でもあるため,無学年の科目でもある。

日常のあらゆるものに関心をもって追究する心を持ってほしいものだ。

算数は『速さ』へ。

子どもたちの様子を見ていると,5年生の算数は『割合』にしても『速さ』にしても,初めて題意を読み取るところにハードルのはる単元なのだよなと毎年実感する。

今年は計算に難がある子も少なくなく,百ます計算等で計算での引っ掛かりを少なくする必要がありそう。

教材が必要な場合はご相談ください。

(私自身は百ます計算・そろばんのいずれも学ぶ機会なく育ったこともあり,不要な子にとってはムダな時間にもなるが,必要な子には必要だと考えている。)

理科は『ふりこ』,社会は『米づくり』へ。

社会はこの夏期講習でようやく学校を振り切ることができるかな。

小学校で学習した内容,通り過ぎるだけになりがちなのですよね……。

6年生

国語は漢字,短文,読解を淡々と。

全員100点の回が増えてきた。

あまりこだわると100点じゃない犯人を糾弾するみたいな方向になってしまうこともあり,連帯責任的なことは求めない。

各人が適切に自分のものとしてくれたらそれで良い。

読解についてはもっと長い文章の扱いについて慣れてゆく必要があるなぁ。

算数は『立体』へ。

小学校では『錐体』は扱わないのだけれど,受験で扱う内容はまず全て導入してゆく。

理科は『滑車と輪軸』へ。

小学校で扱う内容を先に全て終わらせたので,『ばね』や『電流と発熱』といった受験特有の内容を扱ってゆく。

私立中や適性検査では扱われることがあるため,その場で読めば分かるとはいえ事前知識として馴染んでいるかどうかは大きな差となることもある。

社会は『昭和時代』へ。

歴史も大詰め。

『国際社会』は分量としては多くないため,そろそろ全単元が終わる。

理科社会はそれぞれがそこまで深くはないものの,単元の数が多く,また総合問題になると何の話題なのか,何と何が繋がっているのか等の判断も必要になってゆく。

そのため早めに一度終わらせた状態にしておくことは重要だ。

土曜演習では,例年この時期に行うとある学校の過去問と全科目解説を。

今年のメンバーは全員がそれなりの点数を取ってくれているため,この後の遺志と取り組み方次第だなぁと,そう感じる状況。

1回のテストで判断できることはそう多くないが,全員が漢字をちゃんと習得してきたこと,既に国語の読み取りが入試時点の水準に達した子,理科の習得度が入試時点の水準に達した子等々が確認でき,とても良かった。

現在点数に一喜一憂するのは些末なことであり,いま何がうまくいっていて何がうまくいっていないのか,今後どのように取り組むのか──こういった未来を見据えてどうするかという考え方が重要だ。

保護者の方々もやきもきすることが多いことと思うが,何より大人が焦らず受容する心をもって見守ってあげてほしい。