10月中に懇談のご案内を行う予定です。
5年生
国語は「物語文」を中心に。
語学なので長いスパンをかけてじわじわと教養を付けていくもの。
が,少々マンネリ感もあり,何か論理を鍛えるようなことも行っていきたいなぁと考えている。
一口に「国語」といっても,語彙のインプット,漢字のインプット,文章の読み方,筆者の意図の読み取り,設問者の意図の読み取り,設問に対するアウトプット,文をつくる,…等々,さまざまな要素があるもので。
欲張っては物量に押しつぶされてしまうこともあるし,5年生とはいえ修得済の語彙や教養には個人差が大きい。
何らか適切なかたちで指導してゆきたいものの,やはり子ども本人の意欲によるところが大きく,ただの押し付けでは学びが少なく,かつ意欲を余計削ぐこともある。
このあたりの塩梅は非常に難しい。
算数は「場合の数」を。
「何通りか数える」という行為は何をするのかは明快だし,手段を問わなければ誰でもとりかかることは可能ではあるのだけれど。
毎度ながらこの分野で苦戦する子は非常に多い。
周辺の入試問題でも,出題される場合は子どもたちの正答率が低い単元である。
6年生でももう一度時間をかけて扱うけれど,5年生のうちに基本だけでも一度慣れておいてほしいものだ。
(高校数学でも,なぜか「場合の数」だけが極端に苦手な子,たまに居るのですよねぇ…。うーん…。)
理科は「電磁石」の問題演習,社会は「情報社会」「災害」を。
一昔前は「環境」が入試のトレンドだったけれど,ここ数年は「災害」がトレンドである。
「防災」「減災」の区別や「ハザードマップ」,「台風」や「地震」により何が起きるか,またどのような対策をすべきか等,よく出題される。
今のうちに用語や内容に慣れ親しんでほしいもの。
6年生
国語は「随筆」を中心に。
「書きたいことを書いただけ」のものもよくあるが,「筆者」に共感できるできない問わず,「筆者の主張」を読み取ることを学んでいるところ。
今回過去問で「筆者の主張」について「うーん…」といった内容のものを扱ったけれど,このあたりの割り切りがドライにできるか否かで点数が割れていたように感じた。
大人は常に正しいわけではないし,様々な思想の人が居ることを認識する良い機会となったかもしれない。
算数は「水量」の問題演習と入試問題演習を。
学力にかなり差があるものの,それぞれの子について,自分なりに伸びてくれればそれでOK。
(下位の子に合わせて学力上位の子を待たせるといったことはなるべく避けたいもの。)
理科は「6年生の復習」をやっているけれど,過去問で弱点が明らかになってきたので,明らかになった弱点をすぐに補強する方向にシフトしようかなぁというところ。
本来広島県東部周辺校の理科の難度は都会の入試に比べると圧倒的に低いので,基本レベルを徹底しておきたい。
社会は「6年生の復習」を。
土曜は過去問と解説をみっちりと。
まだまだ解説すべき要素が多いということは,塾に来ている意味が大いにあるということでもある。
今後の学習に活かしてもらいたいものだ。
宿題には「適性検査の入試過去問」を任意で追加。
実はこの添削にかなり時間をかけている。
講師はいつも授業をしている時間しか評価してもらえないことが多いものだけれど,授業準備や教材研究,日程調整やよろずのものごとの管理等,授業外のこともたくさん行っている。
この適性検査の添削はかなり重いものの,記述答案については単なる授業ではなく添削がいちばん有効であると考えているので,私がやれる限りはやってゆく所存。
また,自習室毎日1~3名が利用してくれている。
キレイに使ってくれていてありがたい。
中学1年生
「平面図形」にようやく終止符を打てそうなところ。
「数学」というより論理についての素養が不足しているんだろうなぁと,そんな感触を感じている。
作業と慣れで押し切ってきたことが多いのかもしれない。
やはり同じものごとを指導していても,指導する対象によって何が必要かは異なるもので。
そういったことに臨機応変に対応するために我々塾講師が居るのだなぁと改めて感じるできごとだった。
中学2年生
数学Iの「数と式」を進めている。
展開と因数分解の応用まで終えたので,「分数」や「根号」の扱いについて扱っているところ。
代数については中学数学は退屈だろうなぁ…。