某K塾に続き,ウワサだけは聞いていたのだけれど。
某R塾
ちょうど2年前,私が塾を開くのと入れ替わるかたちで三原校が閉鎖されたのだけれど,今度は福山校が閉鎖とのこと。
三原校については良い評判をたくさん伺っていたし,当該塾からうつって来られた子たちも居たり,勤めていた講師の方とお話しさせていただいたこともあるので,概要についてはある程度存じ上げている。
福山校については,小学生の間からも高校生の間からも塾の名前を聞くことはほとんどなかったもの。
これは関わる子や保護者の方に偏りがあるからかもしれないけれど,何かのきっかけで閉鎖になっても疑問はあまりもたない。
中学受験塾については,福山市内で集客に強い塾はある程度把握しているため,そういった程度。
高校受験塾については,教材はいちばん充実していることもあり,ローカルな受験事情に詳しいことと,地域の中学校の定期テストに詳しいこと,それから定期テスト対策にどの程度時間を割いてもらえるか,家から近いか否かが優先されると考えている。
そのため,塾の大小よりも地域,それも中学受験よりもより局所的な,できれば1校か2校をターゲットとした地域密着塾が強い。
大学受験については,全国区の勝負になるため,地域密着講師である必要はなく,ビデオを含むオンライン教材や,オンライン講師,それから大学入試事情に詳しい人物から進路指導を受けられれば充分だろう。
子どもたちも思春期を越えて自制心も育ってきておれば,高校生の学びのスタイルは,小中学生よりもより能動的に選択することができるだろう。
一概に言えないことは重々承知しているが,年齢層が高くなるほど,「ためになるか否か」をドライに選択し,科目ごとに塾を選ぶ傾向が見受けられた。
校舎をいくつかもつ塾に関しては,いくら大きな塾であっても,基幹校以外の分校舎についてはいつだって閉める可能性があるのだなぁと,そんなことを考える。
多くは合否の実績云々よりも,会社の人事の関係や,採算によるものが大きいのではないかと思う。
コロナ禍になり対面授業でのコストは増え,また丁寧に対応せねばならぬ案件も増えてきた。
何かのきっかけで,「これを機に閉める」という選択も視野に入りやすくなったところもあるのだろうなぁ…。