知り合い(友人)の著書である。
感動を伝える仕事
副題は『エンタテインメントを支える特殊効果の世界』。
著者は小峰聖さん。
同じくメンサ会員である。
先日の15周年イベントにて初めてオフでお会いすることが叶い,そのときにわざわざお持ちくださったもの。
『酸京クラウド』の代表取締役をされており,『特殊効果コンシェルジュ』の肩書も持っているそう。
『特殊効果』とは,簡単にいえば舞台や式典における煙火やスモーク等。
↓『酸京クラウド』の公式YouTubeにはものすごい頻度で演出の動画がUPされている。
内容は,舞台の裏,まさに本来の意味通りの舞台裏を知ることができるもの。
舞台や式典を盛り上げるためにどのような苦労があるのかといったことを知ることができる。
イベントやパーティーを盛り上げるのが好きな方は,その舞台裏を知るだけでも楽しめる内容だろう。
私はこの具体的な内容を読んだのはもちろんなのだけれど。
小峰さん自身の『自伝』だなぁと感じながら読んでいた。
「人は自分の人生を文章にすれば,誰でも本を一冊書ける」といったことを聞いたことがあるが,まさにそれでもあるなぁと思う。
そのほか,小峰さん自身の体験をなぞることにより,『時代の流れの掴み方』『仕事の流儀』等ふんだんに盛り込まれた随筆といえ,気軽に読むことのできる内容であると思う。
『特殊効果』について知ること自体も面白いが,『人の生き方』のひとつの例として読むのも面白かった。
小峰さんに出会うことがなければ,『特殊効果』に関心をもつ機会を逸していたことだろう。
何事もいちばん重要になるのは巡り合わせだなぁと感じる機会ともなった。
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