全国的には線状降水帯の話題で持ちきりの週でした。
5年生
いつも通り,漢字,短文,読解。
漢字テストは100点or1ミス程度に安定しておさめられる様子が見られて何より。
短文は楽しんで取り組んでくれている様子が伝わってくる文も見受けられ,とても良い。
読解のほうは全体的に語彙力不足が気になっている。
1年半でどの程度磨きをかけられるだろうか。
語学は焦らず淡々とやらねば。
算数は『多角形』から『割合』へ。
だいたい予想通りではあったものの,日本語の読み取りの練習がこれからというところ。
今回の割合の話題ではないけれど,たとえば単元の学習途上の子に『8人に4Lのジュースを同じ量ずつ分けると1人分は何Lになりますか?』といった問題を出題すると,解答が分かれたりするのですよね。
題意を読み取る練習をしてこず,『この単元ではわり算を使うはずだから』とかそういった思考で式を立て始める子,塾での学習を始めたての子には少なくない。
これでは『単元テスト』には対応できるかもしれないが,力はついていないというかたちになるだろう。
『題意を読み取るとはどういうことか』を学ぶ段階の子にとっては特に実力がつく時期になるともいえる。
理科は『花から実へ』,社会は『高い土地のくらし』と『日本の気候』を。
いまは国語算数の基礎力づくりのほうに力を入れている。
6年生
いつも通り,漢字,短文,読解。
皆さん漢字の学習はプロ級のようで,全員100点の回も多い。
漢字のテストはモチベーションや暗記習慣のバロメーターとしても役立つもので。
取り組みがとても良い。
算数は『線分比と面積比』をいろいろ進めている。
このあたりは中学3年生の数学と同程度のものまで扱うし,公立中の定期テストより難しい内容もある。
いまあれこれ試行錯誤し,『なぜ?』を追究してほしいところ。
平面図形のこのあたりの出題は『見えたら易しいけれど,見えなければ迷宮入り』といったものも少なくないため,材料を揃えたうえで目を養う必要がある。
理科は『てこの計算演習』,社会は『明治時代』を終えて『江戸時代』の復習へ。
土曜演習の算数実践問題は,だいぶ慣れてきたようで全員取り組みがとても良い。
今までの内容について『使う』ことができており,詰めてゆくのは『自身で解法を編み出す』ところくらい。
これはどんな子も最後まで残す課題のひとつであるから,順調に取り組めているといえる。
うまくいっていないときは生々しく課題を書き連ねてしまうのだけれど,今年度の現状はそんなことは全然ないなぁ。
変にカンペキを求めてストレスをため過ぎないようにしたり,リラックスする場を用意しておいたりと,そっち方向のアドバイスに終始しそう。
こういうときは大人がなるべく手を入れず,何かあったときのための情報収集や準備をしておくだけにとどめておくのがベター。