夏期講習最終週。
5年生
登校日やらテストやら,慌ただしい最終週であった。
夏期後半は問題演習の時間を多く設けたが,おのおのが自分なりの頑張りを見せてくれてタイヘン良かった。
以前『学び方の学び方』なる書籍を紹介したことがあるが,まさに『学び方』や『今までの学習で身に付いていたもの/身に付いていないもの』を学習している最中である子が少なくない。
単元学習も重要であるが,目先のことにとらわれず,『学び方の学び方』という長期的なものを養っていければ良いなと考えている。
例年のことだが,5年生の通い始めの子と6年生を見比べると,発達の差異を感じることが少なくない。
脳科学でいう前頭前野の発達ピークが小学高学年の頃であるといったことを実感する機会でもある。
もちろん個人差はあることだろうし,ムリに『○○できないとダメ』といわず,長い目で見るべきことだ。
6年生
どの科目も導入は概ねこの夏に終えた。
国語は漢字の学習がまだ残っているが,読解力はだいぶついてきたかな。
同音異義や語彙力,慣用句を覚えてゆく時間を取っても良いかもしれないなぁ。
中学受験において,算数は学習する内容が終わることのない科目であるが,入試問題過去問で既に95点を取る子も。早い。
秋からは規則性や整数問題等,思考力が必要なものを扱ってゆく予定。お楽しみに。
理科については全範囲の単元別演習を行った。
1回まわしただけではまだ身に付いていないことも少なくなく,また3・4年生内容の復習も必要な科目である。
学校によって出題傾向が大きく異なる科目でもあるため,あっちを立てればこっちを立たずになることもある。
このあたりは言語思考より視覚思考が得意な子のほうが有利かなと思う。
性質に有利不利はあれど,自身の性質を自覚して真摯に取り組むことが大切だ。
社会については過去問を使った実践演習を多めにとったこともあり,全範囲のテストも既に高得点を取れるようになってきている。
いまの学習を続けるかたちで良さそうである。