いただいてきました。
広大附属三原中
広島大学附属三原中学校。
三原市内にある,国立の幼小中一貫学校園である。
募集要項こそweb上にアップされているものの,志願理由書や個人調査等の書類は今年も紙配布のみ。
周辺地域のほとんどの学校がweb対応になる中,紙配布のみを続けている学校でもある。
広大附属福山中,広大附属中(広島),広大附属東雲中はいずれもweb配布のみになっている。
従来とのおもな違い
・日時に関すること(これは当然)
・出願期間が3日間→2日間
・検査科目の順番
従来:
『理社』→『国語』→『算数』→『作文』
2024年度入試:
『国語』→『算数』→『理社』→『作文』
過去問配布
現地へ赴いたのでいただいた。
国語の出題はすべて題材が真っ白になっており,出典すら伏せられるようになったなぁと,そんなことを感じながら眺めるなど。
科目順の変更について思う事
理社あわせて40分は,出題内容を鑑みるとあまりに時間が短い。
はじめにペースがつかめず,解答欄に空欄が目立つ答案が少なくないのではないかなぁと,そんな予想をしている。
この場合,解く力云々以前に処理速度が速いことが前提になるのかなと考えている。
来年度の出題傾向がどうなるのか私には分かりようもないが,40分でほとんどの子どもたちが解ききれる理社になったりするのだろうか。
例年私が書いていること
『中学入試』という視点で見た場合の広大附属三原中の特徴は以下。
・小学校の定員64名に対し,中学校の定員80名(内部進学を含む)であり,外部からのワクが少ない。
(仮に全員内部進学すると,外部定員は16名。)
・男女別の定員となっている。男子40名,女子40名。
(仮に全員内部進学すると,外部定員は男子8名,女子8名。)
・「定員枠が狭い入試」であるため,web上の学力偏差値等はほとんど参考にならない。
・中学進学後,高校進学する場合は外部への高校入試が必須。
・国算理社のほか,作文が課される。
・一科目あたりの試験時間が短い。
・広大附属福山中とは傾向が全然ちがう。
・公式解答は非公開。
(解答が出回っていたとしても,それが公式解答と一致するかは不明。)
公式情報ではなく私見であるため,あくまで情報のひとつとして参考にする程度にとどめていただければと思う。