※2020/6追記 この記事は,2019年11月に書いたものです。
11月末,「夏休み短縮,8月だけに」というニュースが話題になった。
対象
福山市内の市立小中学校と義務教育学校,福山中高とのこと。
理由
2019年度末までに,すべての対象学校に空調設備が整うから。
その代わり
通常授業を原則5時間に。
狙い
子どもの学習をよりじっくりと進められる。
(…としているが,原則5時間にすることにより,ふだんの教職員の負担を減らすというのがいちばんの目的のように思う。)
思うこと
多くの場合,改革にはメリットとデメリットが伴うし,大きなメリットが無い限りは何でも「今までと同じ」のほうがリスクは少ない。
私自身は様々なデメリットのほうに目がいってしまうのだが,反面,今回の改革でどういったことが起こるのかとても興味がある。
大きな改革の初年度は検証段階でもあるから,どういった対策を練っていくのか,非常に楽しみだ。
教室内での暑さは空調で緩和されるのだろうけれど,昨今の夏の暑さは年々増している。
夏休みの短縮がたった11日間とはいえ,登下校の暑さ,体育の授業や教室移動の暑さなど,熱中症の子どもが増えるなど,身体に関わる部分とどう向き合っていくかも気になるところだ。
塾業界だと,福山市内の塾では「夏期講習」の扱いが変わるし,ふだんの授業時間を早めるかどうかなど,検討事項が増えたことだろう。
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