前回までの旅程:箸墓古墳→だんご庄→高松塚壁画館→高松塚古墳
飛鳥歴史公園館
高松塚古墳を訪ねる駐車場として利用していたところ。
帰りにちょうど開館時刻になるなぁと後回しにしていた。
おや?館の隣に……?
『国蝶オオムラサキ飼育中』。
へぇー。
『国蝶』なる概念を知ったのも初だったし,それがオオムラサキであることを知ったのも初めてだった。
こういったものに出逢えることがあるから,日々の生活の中では常にセレンディピティは大切にしたい。
じっくり観察していると,飼育員の人が気さくに話しかけてくださいまして。
↑コチラがオス。
↑コチラがメス。
……とのことで。
その他,生態についても詳しくお聞かせいただけ,贅沢な体験をするなど。
小3の理科でモンシロチョウとアゲハについては詳しく学習するのだけれど,チョウは種類によってエサが全然違うのですよねぇ。
私は専門でないこともあり,勉強になるばかりで。
歴史公園館の中は……。
贅沢な立体模型が!
GoogleMapなど拡大縮小が自在の地図が増える中でも,立体模型はやはりワクワクするものだ。
四神の館
さ,高松塚へ来たら次は……。
もちろんキトラ古墳!
まずは『キトラ古墳壁画体験館 四神の館』へ。
Kitora tumulus Mural Experiential Museum Shijin no Yakata。
30年前に訪ねたときには,キトラ古墳はまだ一般の観光客が訪ねられる場所ではなかったのですよねぇ。
この『四神の館』も2016年オープンとのことで,まだ新しい施設。
楽しみだ。
梅田イスならぬ飛鳥イス。
↑(参考)コチラは大阪梅田にある梅田イス。2020年7月撮影。
裏側。
互いに背を向けて座る感じになるのかな?
展示室へ。
新しい施設であることもあり,天井までとてもオサレなつくり!
展示も充実しているほか,体験できるものもあってありがたい!
『漆喰(しっくい)』。
小5社会の『暖かい土地のくらし』で学習するのだけれど,漆喰が何なのかイメージがわかない子も居るのでは。
こちらにも石槨の模型が。
四神の壁画。
キトラ古墳の石槨は盗掘穴が隅だったこともあり,朱雀までちゃーんと残ってたんですよねぇ。
高松塚古墳における『朱雀だけが破壊されていた』状況のみを知っていた身としては,やはり朱雀が残っていた事実だけでも特別に感じられる。
高松塚古墳の反省もあったことだろう,保存管理・移動には細心の注意を払い,多くの人々の努力により保護されてきていることが伺える。
古墳のかたちの紹介。
いわゆる『おべんきょ』ではもっぱら『前方後円墳』を扱うが,方墳・円墳のほか上円下方墳・八角墳の紹介もあるのがポイント高し。
上円下方墳は明治天皇・大正天皇・昭和天皇の陵,八角墳は天智天皇の陵──などが好例だろうか。
さ,いよいよ古墳へ。
キトラ古墳
壁画館のすぐ隣の古墳へ。
わざわざ歩道にライトが設置されている。
着いた!
『キトラ古墳』。
余談
LaQ?
作るの楽しそう。
駐車場。
1台1台にコーンとロープが設置されており,とても丁寧で驚いた。