前回までの旅程:箸墓古墳
だんご庄
SNSにて『奈良ならではの食べ物よく知らないなぁ』と呟いていると,奈良出身のFFさんから以下のようなリプライをいただきまして。
『だんご庄のだんごなども美味しいですよ!』
そんなわけで,開店時刻に合わせて訪ねてみるなど。
ちょうど開店作業中に到着した。
我ながら無意識下の体内時計がすごい。
記念撮影。
賞味期限は当日とのことで。
クーラーボックスに保管しつつ,車内で休憩時にちまちま食べるなど。
暑かったので外で映える写真を撮りながら……というわけにもいかず,だんごの写真ナシ。(スミマセン)
↑公式。
高松塚壁画館
奈良県明日香村へ。
『飛鳥時代の史跡を訪ねたいな』と常々思っておりまして。
以前訪ねたのは小学2年生の頃で,概要を全く知らぬまま訪ねて以来。
30年ぶりの明日香である。
当時と比べるとキトラ古墳など新しく発掘が進んだ古墳もあり,わくわくしながら向かった。
『国営飛鳥歴史公園館』に駐車し,まずは壁画館へ向かう。
平日の早朝ゆえ誰もおらず,貸切状態という贅沢よ。
壁画館および古墳への歩道。
鼓動が高鳴る。
『高松塚壁画館』。
最新の小学校教科書から削除されてしまったが,極彩色の壁画で有名な高松塚古墳の壁画館である。
(どうして削除してしまったんですか……と思うものの,ともや塾長が高松塚好きおじさんなだけである。)
暑くて既に一枚脱いでしまったともや塾長。
『飛鳥美人に会いに行こう』。
飛鳥美人に会えるかな?(会えません)
『美人』という表現,ルッキズムが叫ばれる時代になり,センシティブなワードになりつつあるよなぁ……。
『ごあいさつ』。
そう,高松塚古墳の壁画は保存管理がうまくいかず,発見当時から大きく劣化し社会問題となったことでも有名。
劣化が進んでしまったことは至極ザンネンであるが,この教訓がキトラ古墳の保存管理などに活かされているのが救いか。
壁画館では,復元された壁画を見ることができる。
復元の種類も,発見当時の模写,石槨(せっかく)ごと復元された模写,剥落などを加減し一部調整した模写など種類も豊富でありがたい。
有名な女子群像の模写。
有名な女子群像の模写2。
有名な女子群像の模写3。
見比べられるのも面白い。
青龍。
白虎。
玄武。
朱雀は発見当初から盗掘により破壊されており,高松塚では確認できない。
私にとっては四神といえば高松塚古墳。
青龍・白虎・玄武・朱雀はいろいろな場でネーミングが使われていることもあり,各々にとって馴染み深いものがあるのではないかなぁ。
高松塚の場合,破壊されて確認できないからこそ,朱雀の神秘性が際立つイメージがある。
復元された石槨。
中を覗き見られるようになっていた。
せっかくなので石槨の中を。
単に絵が展示してあるだけでなく,どのような状態だったのか,周囲の状態が分かる展示はとてもありがたい。
一枚の絵や写真だけの場合とはだいぶイメージが変わることと思う。
高松塚古墳
壁画館を堪能し,件(くだん)の古墳へ。
こんもり。
周囲の環境との対比。
のどかな村である。
余談
『ドッグランではありません』。
ドッグラン,ひと昔前よりだいぶ増えたように思う。(どーでもAIR)