【理科】常温・可視光でアルカンから水素を取り出す触媒を開発

Posted on 2025年1月14日【理科】常温・可視光でアルカンから水素を取り出す触媒を開発 はコメントを受け付けていません

アルカン。紹介は高校化学以降になるか。

常温・可視光でアルカンから水素を取り出す触媒を開発

ついにできた!常温・可視光でアルカンから水素を取り出す触媒を開発

↑ニュース記事。

  • 地球沸騰化に歯止めをかけるために、化石燃料を燃やしてエネルギーを得る現状のエネルギー生産システムから、水素エネルギーを活用する循環型水素社会への転換が望まれている。
  • 炭素-水素結合を多く含む、液体状の有機分子を水素貯蔵体と見なし、有機分子から高いエネルギー効率で水素を取り出す触媒は、水素社会を実現する基盤技術になる。
  • 可視光エネルギーを用いて、環状アルカン1分子から、最大限の3分子の水素を常温で取り出せる、世界初の触媒を開発した。

記事では,シクロヘキサンから水素3分子取り出しつつベンゼンに変化させる例が図で紹介されており,理系高校生にとっては馴染みやすいのでは。

化学による発展はいつも現実社会との兼ね合いで採用不採用が決まってゆくもの。

それは法的な意味での採用不採用もあれば,損益的な意味での採用不採用,社会に馴染んでゆくかどうかという意味での採用不採用など,広義に捉えていただければ。

『地球温暖化』ならぬ『地球沸騰化』なる表現が用いられていたことも面白いなぁと思うなど。

これは2023年に国連事務総長が危機的状況であることを強調するために述べられた言葉だそう。

知らなかった。