日食を観察した

Posted on 2020年6月22日日食を観察した はコメントを受け付けていません

日食グラスごしに,iPhoneで撮影。肉眼ではくっきり見え,とても満足。

ふだんの月の満ち欠けではこのかたちにはならないから,日食や月食では,おとぎ話でしか見られないような欠け方を見ることができる。

三原市では,16:30ごろから晴れ間がちょくちょく見られ,17:30から晴れておりました。

16:00ごろ ~ 食のハジマリ

あいにくの曇りで見られず,仕方なく中継を見ながら作業をすることに。

新聞社の中継だが,この配信はとてもありがたかった!

石垣島からの中継なので,欠ける割合も大きく,アップで撮影されていてわかりやすかった。

台湾では金環日食が見られたようで,ネット上には「この世の終わり」のような画像がたくさん出回っていた。

16:30ごろ ~ 見えた!

ちょくちょくカゲができるほど光が差し込むようになり,晴れ間が!

いつまで見られるか分からないので,慌てて日食グラスで確認!

欠け始めてから30分ということもあり,欠けている部分がくっきり見えた!

眺めるときには,「手前に月がある」という知識を生かし,「欠けている部分」に球を想像して重ねてみたりし,じっくり楽しんだ。

日食は太陽にばかり注目しがちだけれど,「新月を見られる」貴重な機会でもあるのですよね。

まだまだ雲が多く,日食中の太陽の前をうす雲が通るのも観察できたり,まるごと隠れてしまったり。

常時見えているよりも飽きが来なくて楽しめた。

食が最大となるのが17:10ごろとのことだったが,17:20ごろに撮影したのが冒頭の画像である。

三原市から見えた食はこれくらいが最大だったといえる。

17:30ごろ ~ 晴れ

後半には雲がすっかり通り過ぎ,ずっとくっきり見える状態に。

もどかしいタイミングが続いていたので,たいへんありがたい演出となった。

欠ける部分が右から左へ移動している!

地球から見ると,動きは月より太陽のほうが速い。

月の向こう側から太陽が追い越してゆく様子,これを立体的に思い浮かべながら眺めることができ,充実した部分日食の観察となった。

次の3年後の日食はおそらく瀬戸内からでは見られないだろうし,見られる可能性があったとしても,天気によりけりだ。

だから,日本から見られるのは,次回は10年後か,それよりもあとということになる。

このたびは数年に一度の貴重な天体ショーを楽しむことができて本当に良かった。

(そのかわり,深夜にプリント作成・テスト作成作業をするハメになったが…。)