【英語】英検1級の採点が不穏だと話題
へー。(他人事)
英検1級の採点が不穏だと話題
『英検』と聞くと中高生向けをイメージされるかもしれないが,検定試験の1級はどの分野も別格で。
こと1級においては超難関資格といっても過言ではない試験で,人生設計にもかかわるレベルである。
進学・就職において加点や免除となったりするため,これに向けて日々英語の勉強に費やす時間は想像に難くない。
それこそ上記の英語コーチを名乗るような英語指導の専門家や翻訳家なども受験して資格としたり,現在の感触を知るために継続的に受験していたりするもの。
そういった,何度も受験している人たちが口々に『今回の要約採点はおかしい』と述べられている。
現状を整理すると以下。
・要約0点があまりに多い
・語数制限の文言が厳しくなっているから語数制限に引っかかる人が増えたのでは論が上がる
・個人で再現し,語数制限ではない旨も多く投稿されている
・英検協会は『採点に不備はない』と否定している
・英検はAI採点を導入している
・AIのカットラインやソースコードに不備があるのではと声が上がっている
これが恐ろしいのは,現在の進学や就職活動におけるインフラになっている『英検』において,これが起きているということだ。
実力不足で不合格であるならやむなしなのだけれど。
なぜ0点なのか。
採点基準が明らかでないから,受験者は納得ができないかたち。
繰り返しになるが,受験者がこの検定の勉強に費やす時間は相当なもの。
単なる感情論ではなく,何が理由で0点になったのか不明だから,次回どのように対策すれば良いのかが不明。
何より,これでは『英語の検定』ではなく『英検の採点対策度合いの検定』に。
私は昔から検定試験については懐疑的な立場なのだけれど,こういうところなんですよねぇ。
すなわち,本来目指すべき姿には共感できるが,実態として基準をつくる側がいくらでも基準を調整できる,信用ならないものであるという前提がある。
私は多くのものごとにおいて基準を自身の内側に持っていることを自然とする性質なのだけれど,基準を社会に委ねることが自然とする性質の人たちは,こういった事態をどう受け止めているのだろう。
漢検についても過去に明るみに出た事件があるし,友人が漢検協会で働いているとはいえ,現場でできることと協会全体の体質とはまた別で。
信用ならない検定の資格が,社会的には信用されている。
この構造には首をかしげてしまうが,社会のシステムがそうなっているならば,それを前提にドライに判断してゆくしかないのだろうなぁ。
検定試験とは何かを理解した上で,社会的信用となるラベルを取りに行くのを楽しむ,そういう感じ。


