日食グラスごしに,iPhoneで撮影。肉眼ではくっきり見え,とても満足。
ふだんの月の満ち欠けではこのかたちにはならないから,日食や月食では,おとぎ話でしか見られないような欠け方を見ることができる。
三原市では,16:30ごろから晴れ間がちょくちょく見られ,17:30から晴れておりました。
16:00ごろ ~ 食のハジマリ
あいにくの曇りで見られず,仕方なく中継を見ながら作業をすることに。
新聞社の中継だが,この配信はとてもありがたかった!
石垣島からの中継なので,欠ける割合も大きく,アップで撮影されていてわかりやすかった。
台湾では金環日食が見られたようで,ネット上には「この世の終わり」のような画像がたくさん出回っていた。
16:30ごろ ~ 見えた!
ちょくちょくカゲができるほど光が差し込むようになり,晴れ間が!
いつまで見られるか分からないので,慌てて日食グラスで確認!
欠け始めてから30分ということもあり,欠けている部分がくっきり見えた!
眺めるときには,「手前に月がある」という知識を生かし,「欠けている部分」に球を想像して重ねてみたりし,じっくり楽しんだ。
日食は太陽にばかり注目しがちだけれど,「新月を見られる」貴重な機会でもあるのですよね。
まだまだ雲が多く,日食中の太陽の前をうす雲が通るのも観察できたり,まるごと隠れてしまったり。
常時見えているよりも飽きが来なくて楽しめた。
食が最大となるのが17:10ごろとのことだったが,17:20ごろに撮影したのが冒頭の画像である。
三原市から見えた食はこれくらいが最大だったといえる。
17:30ごろ ~ 晴れ
後半には雲がすっかり通り過ぎ,ずっとくっきり見える状態に。
もどかしいタイミングが続いていたので,たいへんありがたい演出となった。
欠ける部分が右から左へ移動している!
地球から見ると,動きは月より太陽のほうが速い。
月の向こう側から太陽が追い越してゆく様子,これを立体的に思い浮かべながら眺めることができ,充実した部分日食の観察となった。
次の3年後の日食はおそらく瀬戸内からでは見られないだろうし,見られる可能性があったとしても,天気によりけりだ。
だから,日本から見られるのは,次回は10年後か,それよりもあとということになる。
このたびは数年に一度の貴重な天体ショーを楽しむことができて本当に良かった。
(そのかわり,深夜にプリント作成・テスト作成作業をするハメになったが…。)