ことの真偽はともかく,いろいろな教育現場で「いじめ」のウワサを耳にするもの。
結論
結論を先に述べると,集団をコントロールする側としてできることは,「人間関係を希薄にさせ,仲間意識が高まらないようにする」とのこと。
うーん,確かに「いじめ」って「仲間」と「それ以外」を区別するからこそ生まれたり,「集団からズレている人」を対象に行われたりするもの。
「加害者」に非があるのは当然だけれど,監督・指導者側として予防するとするならば,そうなるのか。
「いじめをやめなさい!」と言ったところで,そもそも加害者は該当の行為を「いじめ」と認識していないことも多いわけで…。
「いじめをやめるようにはたらきかけています」という,教育現場側の免罪符となるだけの行為となり果てている場面もよく見かけるもの。
ふだん「団結!」や「仲間意識!」など無条件で良いものとされていることがらにメスが入れられている考え方はスバラシイなぁ。
ヒトは「いじめ」をやめられない
出典は,脳科学者,中野信子さんの本。
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デリケートな話題であるため,どうしても内容を読まずに頭ごなしに否定するような意見もあるだろう。
だけど,こういった本を読むときに必要なのは,まず「筆者の意見はどうか」を読み取り,そして「この本を読んで自分はどう考えるか」というプロセスを辿ることだ。
「自分がどう考えるかではなく,筆者が何を述べているかを読み取る」のは,塾で読解問題を解くときに毎度のように言っていることそのものだなぁ…。おかげでぐんぐん国語力が伸びている…。
読書には,「いろいろな他者の主張を集積すること」や,「マインドフルネス瞑想のように集中力を鍛えること」など,様々な効能がある。
…どんどん話がそれていってしまったので,本日はこのあたりで。
(気楽なブログだなぁ…。)