とても腑に落ちる文章だし,今後の社会との付き合い方を考える指針にもなる。
「作品の感想を自分で考える時代は終わった」
↓「鬼滅の刃は何故面白いのか=作品の感想を自分で考える時代は終わった→そして起きること」
https://anond.hatelabo.jp/20201104013753
いかにもネット世代の書く文章!…という文体だが,とても読みやすく,わかりやすい文章だった。
自分の中から生まれたように見える「面白かった」という感想も,もしかしたら「他者が面白いと言っているから」「面白かったという雰囲気が蔓延しているから」という流れに同調しているだけかもしれない。
私は流行に乗らない人間なので客観的に見ることが多いものの,渦中にいる方々はこういった事実を受け容れることすらできないのでは…と思ったりする。
私自身はどちらかというと「論理」「思考」を主軸に置く人間であるのだが,「同調」を主軸に置く方が圧倒的多数派であるということは認識している。
すなわち,「自分で思考したり統計的事実を参照したりするよりも,自分の身近な人または著名人の意見=『他者の解』を大切にする」…という方が多いということ。
私も自分の明るくない分野に関してはこういった判断をしてしまうことが,もちろんあるし,完全には避けられないことであると考えている。
が,「他者の解」を参考にする場面があるにしても,その「他者」がどういった人間なのか,そしてその意見はどこから生まれたものなのか…などには気を配る必要があるだろう。
私自身,これから思考していることについて,「ホントに自身の内からうまれたものなのか?」「もともと頭に入っていた情報に引っ張られていないか?」「他者の意見に引っ張られていないか?」など,客観的に評価するようにしたい。
やはり「メタ認知」が大切である。