そろそろ3か月が近づいて参りました。
原城跡
前回「島原半島をぐるっと…」について書いたのだが…。
(地理院地図より作成)
ぐるっとしたいちばんの理由はここだ。
2018年,原城跡は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のひとつとして世界遺産に登録された。
見た目が地味であることは分かっているのだけれど,「一度現地を訪れ,自分の目で原城跡自身やその周辺を見ておきたい」という意識があったもので。
駐車場からわりと歩く距離が長く…。
左手に有明海。
後ろに雲仙。
何も知らずとも,誰でも一度は耳にしたことがあるであろう地形が広がる。
そして…着いた!!
…どう見てもただの荒れ地です。
本当にありがとうございました。
…。
…それもそのはず,原城は幕府にとって反乱軍の本拠地ともいえる場所であったもので。
徹底的に破壊する必要があったと推測されているようだ。
…気を取り直して。
この石垣を回り込むと,建物の跡らしきものをいくつか見学することができる。
本丸は…。
もうこれが本丸ってことで良いかな?
(11月なのにこの日は夏日だったので,Tシャツにタオルというラフさ。)
原城跡から南を望むと…。
「島原から見た天草に『天使のはしご』」という,なんともロマンチックな風光。
(「エモい」はこういう場面で使うという認識で合っているのかしら…。)
瀬戸内海でもよく見られる単なる薄明光線といえばそれまでだけれど,教養があるとより楽しめるものだ。
そして…居た!
A Max A Shallow!
ついついやっちゃうオッサン。
お墓もあった。
刻まれた文字は写真だと読みづらいように見えるが,現物を見ても読みづらかった。
ずいぶん楽しめる荒れ地でした。
余談だけれど,この場所で初めて「白洲」なる新たな語彙も得た。
リソサムニューム。見てみたいものだ。