この週は特別休暇をいただきまして。
(とはいえ,年間授業回数は某大手塾より多い。)
小学5年生
国語は漢字テストの範囲が広くなったこともあり,100点の割合はやや減ってしまった。
ミスが1~2問であれば,取り組みについての評価はできるかな。
算数は「比」「拡大図と縮図」を終えたので,6年生で扱う「相似」の話へちょっと踏み込んでいる。
そのほか今月から軽めの課題プリントを追加。
理科は「物の燃え方」,社会は「政治」を。
理科社会は5年生の単元の演習プリントを追加。
中高の定期テストのせいで,短期間ごとの成績ばかり気にする風潮が根強いけれど,長いスパンでの成長についてはより大切にしている。
小学6年生
国語は漢字テストのみ。
難しめの熟語ばかり扱っているけれど,100点から1~2問ミスの子がほとんど。
家での取り組みは目で見ることができないけれど,努力の跡がよく分かる。
算数は「規則性」や「整数」の「むず問」を中心に,「粘り強く考える力」を養っているところ。
入試問題にも反映されてきているかなと手ごたえを感じているところ。
成績は足掛かりにはなるけれど,大切なのは今の状態をより深く知り,限られた時間で伸びるために必要なことを行うことだ。
理科は「小4内容の演習」と「全単元の演習」,社会は「小6内容の演習」と「小5内容の演習」を。
繰り返しになるけれど,範囲の狭いテストのための勉強ではないので,いくらやっても忘れるときは忘れるもの。
思い出す練習,思い出し方の習得,ものごとのつながりなど,さまざまな単元を横断して演習しているところ。
過去問は年度ごとの難度と比べつつ,答案の様子をしっかり見つつ。
例年のことだけれど,あまり周知されていないようなので書いておく。
中学受験は,問題を解ける解けないにばかり注目してしまいがちだが,「題意を読み取る」のところでかなり差がつくもの。
これは答案だけでなく,解説するために問題と答案を見比べることによりよくわかるもの。
また,講義形式ではなく対話授業であるので,解説中にさまざまな確認をすることもできる。
これらに対して能動的に対処するためには,今の形式の指導が最適であると考えている。
おかげさまで「国語」については以前よりもずいぶん点数が取れるようになった子がたくさんおり,また算数についても「安定した点を取る」までだいぶ近づいてきた子もたくさんいる。
いま,伸びている子たちが本当に頼もしい。
今週の添削は適性検査をお休みし,近隣の国立中のものを扱った。
主目的は実際に受験する子たちにとって「どのような感触か?」を今のうちに感じてもらうこと。
採点してみると,おおよそふだんの学力どおりの結果に。
よい勉強になったのでは。
中学1年生
「空間図形」について,「切断」まで扱っている。
今年度中1は本当にキビシイなと感じており,単元ごとの深さを余儀なく取捨選択することが必要かもしれないなぁ。
かなり不本意ではあるが,「切断」と「求積」の融合は捨てる。
中学2年生
高校数学の数Iを進めていたのだけれど,宿題は復習内容で出していたもので。
中学数学の「円と角」まわりを復習したいとの要望により,「円周角」等の演習を。
確かに図形内容は数学Aになっても似たようなものを扱うし,高校生を指導していても,単元を扱い終えたら使えなくなってしまう子が非常に多い。
が,大学入試のときにはすべての単元のものを必要に応じて取り出し手足のごとく使う必要がある。
いま,忘れていたことに気付き,一度演習しておくことは将来的に大きなプラスになるはずだ。
こういった,自身の苦手に対して「やりたい」と能動的に学ぶ姿はいちばん大切にしたい。