デジタル世代だけれど,「電子媒体」か「紙媒体」かには慎重です。
スマホ読書は「読解力」を低下させると判明!
↑元記事。
実験結果自体も興味深いものだけれど,↓も面白い。
ため息は社会的コミュニケーションにマイナスの印象を与える一方で、認知機能にはプラスの影響を与えることがわかったのです
「ため息」や「あくび」等,「他者の目にどううつるか」が重視される社会生活では負の影響ばかりがあるもの。
これについて,「ため息」は本人の認知機能にとってプラスであるというのが面白い。
スマホで本を読むと、強すぎる認知負荷がため息を防ぐことになり、そのせいで脳が過活動状態に陥ったのではないか
これも興味深い。
「寝る前の電子機器は控えよう」というのは科学的根拠が示されずとも納得する方は多いだろう。
これは「寝る」という視点から思考を出発するから納得感が大きいのだと考える。
よって,このような話の流れで「電子のほうが認知負荷が大きい」という言説は理解しやすいだろう。
それに対し,「読書は紙と電子どちらが良いか」となると,すんなり納得できない方は増えるのではないかなぁと考える。
これは「読書」という視点から思考を出発し,「電子のほうが先進的である」といった固定観念をもつ方が割合多いように感じているからだ。
今後ものを考えるときには,「電子のほうが認知負荷が大きい」といった可能性をふまえ,ものごとを考えることになるかなぁ。
…話を広げれば,対面授業とオンライン授業のひとつの違い,それから紙教材と電子教材の話題にもなるかしら。