【引用記事】子どもの時に、自宅に紙の本が何冊あったかが一生を左右する:大規模調査

Posted on 2022年7月7日【引用記事】子どもの時に、自宅に紙の本が何冊あったかが一生を左右する:大規模調査 はコメントを受け付けていません

タイトルはタイトル詐欺であるくらいガツンとくるものが良いのだなという例でもある。

「子どもの時に、自宅に紙の本が何冊あったかが一生を左右する:大規模調査」

子どもの時に、自宅に紙の本が何冊あったかが一生を左右する:大規模調査

↑元記事。

さらに、最終学歴が日本で言うところの中学卒業程度(13〜14歳)であっても、たくさんの本に囲まれて育った人は、大人になってからの読み書き能力、算数、IT能力が、本がほぼない家で育った大卒の人と同程度(どちらも全体の平均程度)だということが分かった。読み書きや数学の基礎知識において、子どもの時に本に触れることは教育的な利点が多いと研究者たちは述べている。

興味深いのは、「言葉の読み書き」(いわゆる文系の能力)と「数字」(いわゆる理系の能力)が別物だと考える人が多いと思われる中、今回の調査では、自宅に多くの本があると、このどちらも強化することがわかったということだ。研究者らは「これは予期していなかった」とし、「子どもの時に本を読めば大人になって文字を読むのが得意になる、という単純な話ではない。読み書きとはまったく異なる、デジタル環境にも繋がるということだ」と説明する。

「本に囲まれているかいないか」は関係しているとは思うが,「囲まれていれば良い」「囲まれていなければダメ」ということではないと考えている。

「本に囲まれていることにより家庭内でどのような変化が起きるか」を考えてみるとヒントがあるかもしれない。

たとえば,本の内容に関する会話がなされる可能性が出てくる,本に出てきた語彙は自然と共有できる可能性が出てくる,…こういったことだろうか。

コミュニケーション以外にも,「文字で一方的に示されることがらを読み取ることが自然と可能になる」という面もあるかもしれない。

私は2018年にWAIS(ウェクスラー式知能検査),いわゆる医療機関で受けられるIQテストを受検した。

(成人の発達検査を受けたいと思って受けたもの。IQを測定するものというのは受検後に知った。結果として高IQ団体にも入ることができて良かった。)

群指数の中では処理速度が140ある反面,言語理解が122でいちばん低い。

子どもの頃はさほど本は読まなかったことや,中高生の頃から家庭で話がかみ合わなくなっていったこと等が関係しているのかもしれないなぁと思うなど。

(非難は主旨ではないが,そう感じられるかもしれませんね…。)

今はそれなりに本を読むようになり,塾の自習室にもたくさん置いている。

読みたい本はたくさんあるのだけれど,日常との兼ね合いで,読むよりも積んでいく速度のほうが速い。

本の虫とは言い難く,ただ単に「知識や教養を仕入れたい」という欲求があり,その手段として本があるといった程度。

それでも,「読みたいな」と思ったときに読める状態になっているということや,「目に入るところに置いてある」ということも,導線として大切なことかなぁと思う。

余談ではあるが…。

ネット上の情報,もはやアクセス数稼ぎのページが乱立しており,たとえば「○○と△△の使い分け!」とか,全く専門でもない者がテキトーに解釈した内容を垂れ流すといったものが多く,さらにそれがいちばんに表示されるといったことも少なくない。

参考のひとつにはなるかもしれないが,あまりにテキトー過ぎるものが多いなと感じている。