周囲ではどうですか?
1学期中間テストを行わない中学校が増えている?
……というお話を教材会社の人から伺いまして。
確かに今年度は県広の生徒から『1学期中間テストがない』と聞いていた。
現在の私は『中学受験専門』として小学生指導を行っており,中学生については『小学時に在籍していた子のみ』数学指導をしている。
今年は地域の公立中学校の子が居ないため,ワンクッションツークッションはさんだ情報しか入ってこない。
調べてみると……
脱「一夜漬け」、中学校で定期テスト廃止広がる…小テスト・論文で日頃の学び重視へ
……いくつか情報がヒットする。
『定期テストをやめて単元テストが~~』等々書いてあるのだけれど,私の立場からいわせれば『定期テストもちょっと範囲の広い単元テストであり,実力は全統模試等の全範囲のテストではかるもの』である。
結局,定期テストであれ単元テストであれ,現場でどのような目的でどのように運用されているか次第で,それは保護者向け,または評価者向けの報告を見ても実態はほとんど分からない。
実際に直面している子どもたち,そしてその子どもたちを指導している講師が間接的に知る程度かなぁ。
『全く学習機会のない子に,少しでも学習する機会を』という意味では定期テストも良いのかもしれないが……。
それよりも『単元テスト』と細かくすることにより,テストの質がさらにザツになってしまうのではないかという懸念がある。
こうなると,特に公立中では『それは公正なのか?』が気になるところである。
高校受験を主軸とした塾は
私はもはやほぼ無関係なのだけれど。
中学1年の1学期中間テスト。
高校受験塾としては危機感を煽る絶好の機会なのですよね。
ゆえに,高校受験を主軸とした塾は外部向けには『定期テスト,大いに賛成』という意見が出ることが少なくないのではないかなぁと思う。
つまり,『子どもたちにとって良いか』という視点でなく『通塾してくれる子が増えるか(利益につながるか)』という視点でものを述べている講師が散見されるのではないかということ。
私としては,定期テストでも単元テストでもなんでも良く,指導が崩壊しないようにしてくれればそれで良いかなという程度。
内申点
これも高校受験に関わること。
現在,ともや塾には中高一貫校の子しか居ないのでこれも関係ない話なのだが。
定期テストの回数が減っている場合,内申点の付け方がどのようになっているか,これを知っておく必要がある。
単元テストのうち重視される回があるのかどうか,定期テスト1回分の評価が大きいのかどうか等々。
余談
広大附属福山中の子も通ってくれており,96点の中間テストを見せてくれました。
学校でも結果を出してくれていて嬉しい。
(広大附属福山中にはまだ定期テスト廃止の波はきていないようで。)