大晦日も通常記事。
5年生
1週間に5日間も塾の授業があることは5年生にとって珍しかったかな。
漢字は概ね取り組みがよく,ほぼ抜かりなくやれている子がほとんど。
入試では小学全範囲(学校によっては小学範囲を逸脱した特殊読みのものを出題するものもある),日常生活ではすべての範囲の漢字を使い分ける必要がある。
ことばや熟語,字義について,学べるタイミングに学んでほしいものである。
算数は『等差数列』をはじめ特殊算をバンバンと。
受験勉強を4年生から始めている場合はもっと早めに導入するところなのだけれど。
ともや塾はそもそも塾通い始めの子が多いこと,5年生は標準の学習指導要領の単元もそれなりに重いものが多いことから,この時期に行うようにしている。
公式を覚えれば良いといったものでなく,数の仕組みについてさまざまな視点を身に付けたりだとか,題意を読み取ったり情報を整理したりといった学びが大きいことだろう。
算数は単に科目として算数という学びもあるが,文字や図で表現されたものごとについて傾聴の姿勢を身に付けるといった学びも大きいなと最近は感じている。
ふだんの学習が,あまりにお膳立てされたものごとに馴らされ過ぎており,学校と塾とでそのギャップがあることだろうもよく伺える。
冬期講習では連日の塾なのでそのギャップが無いから学びやすい時期であるともいえる。
理科は『動物のからだのはたらき』『生物と環境』,社会は『歴史(導入~古墳時代)』を。
理社は全力で覚えてもいくらか忘れてゆくものなので,覚えては忘れてを繰り返しながら長期スパンで確かなものとしていってくれればそれでOK。
あとで辻褄を合わせれば良いのだから後回しといった考えはNG。
忘れても良いから導入タイミングで努力すること自体はとても大切。
6年生
毎日入試問題演習を通して今までの総まとめを。
問題集でやろうが入試問題でやろうが総合問題演習をやることに変わりはないので,例年近隣の入試問題を題材にして行っている。
それがそのまま直後の入試対策になる。
逆に,冬期講習が終わったらもう私立の対策は一切やらないので,第一志望の学習に切り替える。
大学入試でいうところの,ふだんは二次試験の勉強をしていき,共通テスト直前から共テ脳に切り替え,共テが終われば二次試験脳を取り戻すのようなことかな。
連日やっているからということもあり,すぐに反省点を活かしてゆく気概も感じられる。
年末年始は単なる2連休になってしまうのは私にとってはもはや例年のことなのだけれど,子どもたちにとっては特別な年越しだろう。
この1月を全力でやり切り,また結果を出してゆくことは今後の人生において大きな影響のある経験になることだろう。