2020年,明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
時事問題対策
例年は1月に入ってからプリントを作成するのだが,旧年中に用意できたので,年越しの自習用にお渡ししている。
近大附属福山中などのように,時事問題としては「世界遺産」「オリンピック(スポーツ)」の出題率が高い!というようにある程度傾向が分かっておれば,その対策をすべきだ。
だけど,広大附属福山中に関しては,実際には時事内容よりも「例年出題されている内容」のほうに注目したほうが,よっぽど的中率は高くなる。
しかし,「例年出題されている内容」は合格する力のある子たちにとっては,「全員解けるから差が付かない内容」でもある。
とある塾講師が「やった!『ねんどの層の上は地下水』が的中した!」と叫んでいたことがある…というできごとをまた聞きしたことがある。
これに関しては,的中も何も基礎内容なのでできて当然であるし,どちらかといえば間違えると差がついてしまうという内容だ。
そういった意味では,基礎が身に付いていない状態であるならば,的中の難しい時事内容にこだわるよりも,周りの誰もが解いている問題を当然解けるようにするのが先決である。
時事内容の予想など,的中の難しい内容の対策が必要なのは,基礎内容がほぼカンペキになっている子たちだ。
今までの時事内容は理科でも社会でも出題されたことがあるが,できごとそのものを語句で問うというかたちは少ないので,対策の仕方も単なる語句の暗記にはならない。
ゆえに,そういったことを見据えた上で授業やプリント作成を行うことになる。
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