早起き。
※ 誤記や解釈違いの可能性もあるので,データなどについては公式情報をご確認ください。
県立広島中
広島中学校。
東広島市内にある,県立の中高一貫校である。
2024年の塾向け説明会から,在籍者の通学圏がより明らかになったのがありがたい。
学校側公式データ集計によると,2023年度在籍者のうち東広島市内から48%で約半数,広島市内からが21%で,この2都市で3分の2以上を占めているよう。
以前も言及したけれど,県西部の文化圏と日常的に交流できるのも大きな利点か。
受検者割合もおおよそそのような地域的な偏りがありそう。
今年も車にて。
近隣の駐車場を予約して来訪。
今年の控室の様子などはどうかなと入ろうとすると,内部の人に制止されるなど。
『塾関係者の立ち入りはご遠慮いただいております』
Oh……
どうやら2025年度は塾関係者は立ち入りできないようで。
私が塾関係者であることに一目で気付かれたことに驚いたが,塾向け説明会に足しげく通っているから顔を知られているということだろうか。
学校と交流することが逆に不利にはたらくとは思わなかったなぁ。
ともあれ,学校側のきまりには従わねばなるまい。
校門の外に塾講師らしき集団がたくさんうごめいていたのはそういうことか……と合点がいくなど。
今年は某N塾が旗を振って我が物顔で応援している様子もあり,まぁ学校側からすると自分たちの敷地内でこういった行為が大手をふるって行われているのは良い気がしないということだろうか。
いまの時代,こういった,他者の目を気にせず旗を持って応援する行為は内外ともにどのように受け取られるのだろう。
私としては時代に合わないのではないかなぁと感じているけれど,広島文化圏では日常なのかもしれない。
それにしても,塾を締め出すメリットが何なのかは気になるところ。
逆に締め出すことにより近隣からクレームがくる可能性が増すデメリットはありそうに感じるが……。
学校側が塾の存在自体をよく思っていないのであれば,応援には行かないほうが良いのかもしれないなぁ。
ひとり塾長の身であるため,塾関係者ではあるものの,どちらかというと外から傍観している感じで考察するなど。
そんなわけで。
私も校外でひっそり佇み,気が付いた子や保護者と多少声をかわす程度にとどめるなど。
『本人は先生と会えて安心して試験に臨めたようでした』といった声もいただき,それだけでも朝から出向いて良かった。
会って話をすることに逆に緊張を覚える子もおり,こういったものごとは個人個人の性質にもよるので,『絶対会ったほうがいい』とは思わない。
が,大人数の試験会場におけるAway感により普段の力が発揮できない──といったことを多少は避けられるのではないかと思っている。
私でなくとも,普段の見知った顔を見かけるだけでも効果はあるもの。
会えて合格した子,会えて合格しなかった子,会えなくて合格した子,会えなくて合格しなかった子,いずれも存在する。
受験の合否については印象に残ったことと因果関係を考えがちであるが,そんなに単純なことではないことがほとんど。
ひたむきに受験勉強を続けた日々と日常生活がいちばんの因果である。
事前準備を終えた本番当日の段階ではメンタル面が重要になってくるがゆえに,このあたりは個人個人に合ったベストな対応を心掛けたいところだ。
たとえば『がんばれ』という言葉は人によってはマイナス効果になるため,私はこの場面では使わないことがほとんど。
言葉を使うのがダメというわけではなく,マイナスに作用する可能性がありそうな場合は控えるといった程度であるが,そんなところ。
早朝は制止されたものの,試験後に問題を閲覧することはできるかもしれないなぁと考え,いつものコメダ(西条)へ。
今年度は読書にほとんど時間を割けなかったため,ウッキウキで読み進めるなど。
類型のひとつ,体癖論について概要を頭に入れておきたかったので,この日はこの『体癖 / 野口晴哉』を読了した。
時間が許せば『学力喪失 / 今井むつみ』も読み進めようと思っていたのだけれど,時間がとれず。
隣のテーブルでは塾講師らしき男女ペアが『三原附属の応援のときは~』や『○○(生徒名?)がさぁ~』といった話を延々と続けられており,そちらの話も聞きつつの読書になってしまった。
(中学入試の個人調査書の考え方,塾によっては全然マト外れなのだなぁと,そんなことを実感してしまうなど。やはり一般的な塾のメインターゲットは高校入試か。)
試験終了時刻に再訪すると,問題を閲覧することができた。
まだ内容の精査は全然していないが,検査1,検査2ともに問題数,分量の変化はなく。