コロナ禍における大学生の様子とは…。
立命館大学新聞社による調査
さて,立命館大学といえば,私立大学の中でも難関私大として「関関同立」というくくられ方をするくらいには有名な大学である。
・休学について…
休学を本格的に考えている : 5%以上
休学を考えている : 25%以上
…とのこと。
このデータだけ話題になっていたのだけれど,そもそも例年の意識の割合が分からないので,比較できないのが残念。
コロナ禍における授業
大学ごとに対応が異なるものの,多くの場面で対面授業を行わずWEB授業のみとしているところも多いよう。
大学キャンパス内への立ち入りにも,許可が無ければできないなどの対応も見かける。
これにより,何が起こるか。
2020年度の1回生(1年生)は,一度も現地へ通学したことがなく,「知り合いがいない」「同級生と顔を合わせたことがない」…こういった状況で孤立しながらWEB授業を受け続けている例もあるよう。
私個人が得た情報には偏りがあるだろうから,全容がどうなっているのか見当もつかない。
が,例年の大学とは大きく異なる様相であることは予測できる。
(留年した学生や年配の学生は,例年よりのけもの扱いされるおそれが少ないので,逆に受講しやすいともいえるが…。)
WEB授業について思うこと
大学にもよるが,ほとんどの場合「実習」などやむを得ない授業は対面で行っていると聞いているが…。
教育機関に関わらずだけれど,「クラスターになってしまう」ことを極度に避けている印象がある。
娯楽など生活に不要なものに関しては,なるべくなら避けるべきであるのは間違いない。
が,「教育」に関してはどうか。
WEBで済む内容であれば,それで構わないのだけれど,WEBでは済まない部分も多い。
(だからこそ,学校が再開したり,塾が対面授業を行っていたりするのだけれど…。)
もちろんクラスターにならないよう対策を練り,できることなら回避しなければならない。
が,その上で起こったことであれば,社会も受容すべきことではないかと思う。
しかし,情報を表面的にしか捉えられない場面があまりに多いし,マスメディアの情報も,結論を誘導するように報道されることが多いため,なかなか難しい問題である。
例えば,自動車に乗れば誰でも大事故に巻き込まれる恐れがある。
だからといって,事故に巻き込まれないために一切自動車に乗らない…とはなかなかならない。
事故に巻き込まれないよう注意できる部分に注意しながら,自動車に乗るのだ。
これと同様,集団授業をすればどこでもクラスターが発生する恐れはある。
けれど,細心の注意を払いながら,なるべくなら効果的に授業を行ってゆくべきだろうと考えている。
もちろん,「WEB授業のほうが効果的に授業を行える」場面もあるだろうけれど。
まぁ,今年度は「WEB授業」自体がどうというより,教師側も生徒側も「WEB授業」に慣れていない場面が多く,なかなか思うようにゆかない,もどかしい場面が多かっただけかもしれない。
今後,洗練されてゆくとどのようになるのか…。
そして,生徒側の需要としても,そもそも対面を想定して入学した子がWEB授業を受け入れられるのか…。
いろいろな要素が複雑に絡み合っているのが現在の状態だろう…。
今後のいろいろな大学の動きにも注目してゆきたい。
(あ,そういえば「大学選びの基準ってありますか?」の回答を書こうとしたままずっと書いていないなぁ…。「いわゆるランク」「就職活動のしやすさ」の2点程度に絞って書いておきたい…。)