【理科】極小イソギンチャクの新種
4月のニュースを6月に。
極小イソギンチャクの新種
↑ニュース記事。
イソギンチャクの中でも極めて小さく、単純な形をした珍しい「ムカシギンチャク」の新種を134年ぶりに発見したと、福山大生命工学部海洋生物科学科の泉貴人講師らが、日本動物学会誌で発表した。鳥羽水族館(三重県鳥羽市)の水槽内の岩に付着していたという。
和名は「ゲンシカイキ(原始回帰)」とし、学名には同県の伊勢神宮にまつられている天照大神にちなみ「amateras」を盛り込んだ。
発見されたのが,水族館の水槽内であったのも面白い。
これこそ,発見は発見だと分かる人でないと発見と認識されないというものだろう。
『インターネットで調べればなんでも分かる』といった認識の人たちも少なくないが,世の中はまだ解明されていないものごとであふれている。
よく例として挙げられるのが『飛行機が飛ぶ理由』であろうか。
一語で『揚力』と答える場も見かけられるし原理的にはその通りなのだけれど,解明はされていないというかたち。
科学が発展する前などは,多くの薬が解明されていないけれど効くことは分かっている──といった状況であっただろうし,現代でも麻酔については解明されていかったりする。
未来世代を担う現在の子どもたちの,今後の発見に期待。
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