先週の授業 ~10/13-18
土曜の時間割が2回。
5年生
国語は漢字,短文,読解を粛々と。
漢字は及第点。
短文は単なる一文でも一文の構成を振り返りながら書いてほしいところ。
高い水準はホントにまだ求めていないので,文としておかしくないものを。
読解は本文の内容に耳を傾けられている子がほとんどで,集中力が頼もしい。
逆に,まだ漫然と読んでいる子は後れを取り始めているともいえる。
算数は『場合の数』『柱体』の特訓。
集中力もあり,また疑問のあるところについて忌憚のない質問が出ていてとても良い。
不確かなところを『分かったつもり』でなぁなぁにする,恥ずかしいから質問しない,こういった風潮が強まっている中,しっかり自分を持てていてスバラシイ。
理科は『電磁石』,社会は『環境』をそれぞれ導入。
6年生
国語は漢字,入試問題読解を淡々と。
算数はたのしいさんすうで思考する問題の物量に時間をとっているところ。
理科にはなかなか時間がとれておらず,社会は基本ばかりが出題される入試問題で物量を。
月曜・土曜は過去問演習と全科解説。
全体として,国語の読解が過去でいちばんヒドイ学年である。
月曜の過去問ではうまくやれたと思ったら,土曜にはもうグダグダ。
『読解』と表現すると高尚なことのように思われるかもしれないが,そんなレベルではない。
書かれていることを書かれている通りに読めない。
精査する意志力がない。
たとえば,国語以外の科目においても,『選びなさい』の問題で選択肢にないものを答える等々,……しかもたまたま1つだけ過失で……といったものではない。
(なんと,取り掛かる直前に『問題に問われていることに答える』『思い込みで解かない』と念押ししている……。)
私自身は,小学生の頃に行きたくても塾に通わせてもらえなかった立場なのだけれど,こんないい加減な態度で塾に通わせてもらっている子たちに戸惑いを隠せない。
まぁ,私は今まで通り自分の役割を果たすまで。
今までの経過と現状を保護者の方々に伝えつつ,学習する意志のある子に焦点を当てて授業をしてゆく。
成長する気のない子にばかり授業時間が割かれ,学習したい子がないがしろにされることがあってはならない。
馬を水場に連れてゆくことはできても,水を飲ませることはできない。
6年前に塾を開いたときに,藁をもすがる思いで塾の門を叩いてくれていた子たちと比較するのは酷かもしれないが,『どういうつもりで来ているのか』といった前提の差が大きいなと感じている。
もうそういった需要は少なくなってきているのかもしれない。
学習する・成長する・吸収するつもりで来ている子たちは,大船に乗ったつもりで(これは言い過ぎか)安心して通ってほしい。